やまねの塒日誌|vol.8|学び記 金継ぎ-ちいさなリノベーションてしごと
金継ぎの教室に通い始めた。
写真は、初回につくった道具たち。
金継ぎは、ずっとやってみたかったことのひとつ。
わたしは、ウツワが好きだ。
我が家のウツワひとつひとつには、思い出がある。
だから、割ってしまったときのダメージはめちゃくちゃ大きい。
いつだったか、蕎麦猪口だったと思う。
金継ぎされたものを手にとる機会があった。
一度壊れたものでも、こんなふうにすてきに
いのちを繋ぐことができるんだ、と感動した。
それ以来、やってみたかったのだ。
でも、金継ぎって、なにせハードルが高い。
技術面、金銭面、時間的にも。
だから、思い立ってから10年以上、ずっと燻っていたのだった。
モノの命をつなぐこと
新たな価値を与えること
ただ単になおすだけではなく、
そのモノに隠った思い出も、つないでいくことができる。
規模の大小はあれど、これは空き家のリノベーションと
根本は同じことなのではないかと思う。
その喜びとをスピリットを小さく体験できる、それが金継ぎなのでは?
という仮説のもと、空き家に関わっているいまだからこそ
金継ぎはじめてみたのでした。