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普段から家族や友人など、週1〜3回程度は来客のある我が家。
ときどき、子連れでも来てくれる。

うちには子ども用のおもちゃなどはないため、
退屈するのではないかといつも気を揉むのだが
さすがはちいさな遊び名人たち。なんでも楽しんでしまう。
大人にとってはささいなことがいろいろ新鮮なようで、
行動や言葉、表情なんかを観察していると面白い。

甥っ子と、友人の子が、2歳児だ。
言葉の発達に関してはそれぞれの子に個性があるのだと思うが
2歳児って、こんなに喋るんだなぁと思うくらい
2人ともよく喋る。
スポンジのように我々大人の言葉を吸収し、次の瞬間には使っている。

我が家には、2階に続く階段がある。
2人とも、それぞれの自宅は平家で(いいなぁ〜)
町内にはなかなか階段に触れる機会がないため新鮮なのか
上り下りするのが好きらしい。
特に下りは転落しないかひやひやしながら、
それでもけっこう上手に手足を使えるので
支援の手を添えたい気持ちをグッとこらえて見守る。

それから、2人とも共通して、寝室に入りたがる。
照明スタンドが2つあるのだが、つけたり消したりを繰り返す。
この2人は別々のコミュニティの子たちなので
別々の機会に我が家へやってきたのだが
全く同じことをしていて興味深かった。
「この行動をすれば、こんな変化がある」
そんなモノの仕組みを実践し、学んでいるときなのかもしれない。

寝室の照明のうちの一つは、
刑事ドラマの事情聴取に登場するような卓上スタンド。
それを持ち上げ、子にかざし、ふざけて
「おまえが犯人なんだろう?!」と言ってしまったところ
友人の子は、あっというまに覚えてしまった。
「おまえがはんにんなんだろー!」と何度も無邪気に光を当ててくる子を前に
(しまった…変な言葉を仕込んでしまった…)後悔しても、後の祭り。

ああ、眩しいのは照明か、それとも子か。

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