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積雪とM-1(2022.12.18)

・体重69.7kg
・禁酒154日

朝起きたら一面銀世界とまでは言えないまでもけっこう積雪していた。
子供たちは大喜びで、早速家の周りで雪遊びをした。

道路を挟んですぐ前の家のママ(若い)が雪だるまを作っていたので、ウチも真似したが、うまくいかない。前の家のママが作った雪だるまは完成するとアナ雪のオラフみたいにすごく可愛くできていた。鼻には本物のニンジンを使い、ほっぺたには紅葉を使うという工夫もあり、高い完成度だった。

そらに比べてウチ(というか私)が作ったものはごつごつしていて、全然可愛くない。そのへんの拾った小石で目を表現しようとしたがうまくくっつかずようやく片目だけはくっついたものの、余計に気味悪かった。落ちていた良い感じの枝があったのでそれを胴体に刺してこれを手としたが、もう片方の手を作ることを放棄してしまったので、結局片手のままの雪だるまは全体的に不気味で、可愛さの欠片もなかった。そうして不幸にして生み出された雪だるまは大して耳目を集めることなく人目のない場所にうち捨てられた。可哀そうに、明日には綺麗さっぱり皆の記憶から消え去るだろう。

そうして雪をひととおり堪能したあとは寒かったし、雪もずっと降っていたので、家から一切出なかった。

私の頭の中には朝からずっとM-1の事が居座っていた。今年はいかにM-1を落ち着いた環境で見るかが、大切なテーマだった。しかし毎年なんとなくM-1の日にはそれ用のシフトが敷かれ、結果的にはいつもしっかり見ることができている。

今年も夕飯および風呂は早めに終わらせる事が出来た。そして妻は気を利かせたのかクリスマスプレゼントを購入しに行くという名目で7時頃からショッピングモールへ出かけていった。長女(3歳)は昼寝をしなかったので自然と眠ってしまい、長男(7歳)と次男(1歳)はまぁうるさかったもののやるべき事は大方済んでしまっているので、M-1鑑賞の大きな障害にはならなかった。

で、M-1だが、今年も大変面白かった。審査員二人が入れ替わり若干雰囲気が変わった感はあったが、ちゃんとM-1のあの独特の緊張感やうねりのようなものは保たれていたと思う。山田邦子が最初のカベポスターに激辛の点数を入れた時はどうなることかと思ったし、その後の採点も他審査員と比較して振れ幅が微妙に大きいのではないかと思ったが、まぁ上沼さんもアレだったし、良いんじゃないかと思う。

ロングコートダディがガツンとウケて、場が急激に温まった。それから高得点が続いたものの、ダイヤモンドで一旦落ち着き、ヨネダ2000がガラっとそれまで積み上げてきた流れというか雰囲気を変えてしまった。それに割を食ったのがキュウで、なんとなく盛り上がりに欠けるままネタが終わってしまった。

と言うところで普通に考えれば最後に出てきたウエストランドにとって有利な条件など何もないのだが、ウエストランドはこれをひっくり返した。私はウエストランドに対して元々あまり良い印象を持っていなかったが、今回のネタは痛快だった。なんとなく世間に対して皆が日頃抱いているモヤっとしたものを的確なワードで見事に言語化し、笑いとして昇華してくれたと思う。そうしてウエストランドは1stラウンドで笑いと審査員の評価をかっさらい、そのままの勢いで優勝してしまった。

このご時世、ウエストランドのような毒舌漫才はNGだと普通は思う。しかしギリギリ世間的に受け入れられる絶妙なラインをウエストランドは突いてきて、結果それが爆発的な笑いに変わった。ウエストランドが今回見せた2本のネタはほぼ内容的に同じだったが、今回はそのおかげで勢いが死ななかったし、ヨネダ2000で一度ゼロになった場を自ら温め、そして全部持って行ったのだと思う。

今年も無事にM-1を鑑賞できて、有難かった。妻やあまりかまってやれなかった子供たちに感謝しなければならない。長男は昨日から忍者ゴッコをずっとしたがっていたので明日はなんとか無理やりにでも時間を作り、甲賀の里の忍者として長男(伊賀の里の忍者)と戦おうと思う。

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