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別府の夜を遊び倒す(2023.04.29)
28日金曜日の夜から翌朝まで私は別府の夜を思うさま遊び倒した。
以前一緒に働いていたカメラマンのT氏が大分で撮影があるということで、わざわざ別府で宿を取り、飲みに誘ってくれたのだ。
家を出るまでは紆余曲折あり、一筋縄では行かなかった。最終的には泣いて私を引き留めようとする次男をなんとか宥めてようやく家を出ることが出来た。
別府駅で待ち合わせ、久しぶりに会うT氏は少し白髪が増えて、恰幅が良くなっていた。だけど相変わらず馬鹿ばっかり言っていて、話を始めると止まらない。最高の飲み友達だ。
最初は「味の高麗房」という、以前から行ってみたかったニンニク料理専門店へ行った。
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お店の中は異様な活気で、けっして広くはない空間に客と店員がひしめき合っている。天井にはいくつものニンニクがぶら下がっていて異様な雰囲気に拍車をかけている。
私たちはとりあえず生ビールを注文し、これを飲んだ。死ぬほど美味かった。世の中にこんなに美味い飲み物は他にないと思った。「キンキンに冷えてやがるっ!」と思った。犯罪的だった。私はしばらく声を出すことすらできなかった。生きてて良かったと思った。
私たちは大いに食べ、飲み、笑った。最高だった。
それから別府の繁華街を散策しつつ、2件目の焼き鳥屋「風里」へ。
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ここでも美味い焼き鳥に舌鼓を打ち、今度は瓶ビールを2本開け、焼酎を2杯飲んだ。
さらに夜の街を彷徨って、私たちはビール専門店「Beer&Pickles Satsuma」という店へふらっと入った。
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美味いビールを飲みつつ、店員さんとも楽しく話していた記憶があるが、途中からその記憶が曖昧になって、気づいたら朝。T氏のホテルで目が覚めた。
私たちはうだうだしつつ、10時にホテルをチェックアウトし、雨の海門寺公園の大きな樹の下でコンビニで買ったチューハイを飲んで、ほとんどクズのようだった。
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全体的に黒い鳩が一羽私たちのそばを歩いていて、私たちは「ダーク鳩」だの言って馬鹿みたいに笑った。公園の隅には遊具があって、その滑り台などで雨を凌ぐお年寄りがいて、いつもこの公園で昼間っから酒を飲んで花札やってるお年寄りだろうと思った。
それから「中華そば はせ川」で美味い中華そばを食べ、再びビールを飲んだ。やりたい放題だ。盆と正月とクリスマスがいっぺんに来たみたいだ。
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そうしてすべてをやり尽くし、私たちは別府駅で別れた。T氏は普通に昼から撮影の仕事があるので少し心配だったが、本人は昨夜から私と同じくらい飲んでいるのに関わらず全く平気そうだった。
それから私は今に至るまで重度の二日酔いで、あまりまともに動けなかった。夢のような夜だったが、もうしばらく酒は飲まなくて良いと思った。
また気兼ねなく美味いビールが飲めるように、頑張ろうと思う。