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「書く習慣」1ヶ月チャレンジ Day10 自分の好きなところ

高校生で電車通学を始めてから、よくやってしまうのが窓に映る自分の姿を見ることである。私ってこんな顔してるんだなぁとしみじみと眺めてしまう。多分まわりの他のお客からは、窓の外をじっと見つめているように見えると思うが、私が見ているのは自分の顔、自分の目である。

高校生の頃、目がとてもきれいだとほめられたことがある。そのときの私は、もっと色素の薄い茶色い目を持った友人の目こそがきれいでうらやましいものだったから、「私の目がきれい?どこが?」と思っていた。でも、一度ほめられると意識してしまうもので、時々電車の中で暇を持て余しているときにぼんやりと自分の瞳をのぞき込むようになった。

言われてみれば確かに、私の目も湖の底みたいに澄んでいるし、瞳のこげ茶も良い色に見えてきた。普段は一重のまぶたに隠されているけれど、少し開けば大きくて潤んだまん丸な目がこちらをのぞいている。そしてその目が私の丸顔にぴったりなじんでいる。なるほどこれが「きれいな目」なのか。

あまり自分の顔がいわゆる美人だとは思っていないけれど、この目だけはキレイで好きなものと言えるかもしれない。

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