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本学の学生が「世界中の日本語教育関係者のためのオンライン交流会」で発表しました

山梨県立大学国際政策学部の日本語教員養成課程で「外国語として日本語を学ぶ」学生の活動をご紹介します。日本語教員養成課程とは、「日本語を母語としない人に日本語を教える」教員の養成課程です。

2023年3月25日に開催された「世界中の日本語教育関係者のためのオンライン交流会(主催:公益社団法人日本語教育学会国際連携委員会)」に、本学の学生、中村侑太郎さん(当時国際政策学部国際コミュニケーション学科4年生)と、宮原空来さん(当時国際政策学部国際コミュニケーション学科3年生)が参加し、『文法を可視化する―母語話者が描く意味と解釈』という題目で発表しました。

日本語教育では、どんなことに疑問をもち、考えていくのか。その一端を見せることができると思い、参加した宮原さんに寄稿してもらいました。

 ところで、みなさん、ついつい気になってしまう言葉の選び方ってないですか?私は物心がついた時から、その気になる回数がすごく多いんです。「どんなご飯が好きだったりしますか?」と言われた時に、「~だったり」って他になに?と考えてしまう私がいます。私はこんな風に会話が気になる時があって、気がつくと会話の内容より、その人の言葉の選び方に気が向いてしまうんです。
 そんな私が山梨県立大学の「社会言語学」や「日本語の構造(文法)」の授業で、普段疑問に思うことや、なんとなく気になっていたことを学ぶことができた時は、すごくワクワクしました。授業をきっかけに日本語教育学会国際連携委員会による「世界中の日本語教育関係者のためのオンライン交流会」に参加しました。
 オンライン交流会では、ブレイクアウトセッションの部屋で発題者として発題をし、参加者とチャットやマイクを使用して交流しました。交流会での議論を通して、自分がどんなことに疑問を持っているのか、自分がどのように意味を捉えているのかを改めて考えることができました。説明のあと、専門的な知識をお持ちの方からのコメントを聞くことができる貴重な経験でした。いつもはひとりで言語について考えることが多いので、言語に関心がある人同士の会話は活気があって楽しいな、と思いました。
 今回の交流会への参加はアウトプットとインプットの機会となり、とても有意義な時間でした。これからも自分なりのアンテナを張って、言語に向き合っていきたいです。

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