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移住するという決意と、それからなにするの?どうするの?ってこと(ミッチェの場合)
はじめまして。
WEBと映像の制作会社VEJ甲府支社所属のミッチェこと宮沢です。
山梨に東京から移住してちょうど5年が経った。
そもそもなんで山梨に移住したのか。
それは婆ちゃんが北杜市の小淵沢にいたからだ。
幼少期幾度となく小淵沢に訪れていた。
千葉市で生まれ育った俺としてはリアルな田舎だ。
八ヶ岳と南アルプスに囲まれ、ペンションやスキーや川遊びを楽しんだ。
それは、いつも現実離れをした映画の世界に入り込んだような気分を感じていた。
特に忘れられないのが夏祭り。
薄暗い照明の中、爺さんと婆さんだけがウロウロと盆踊りを踊っていた。
子供ながらに感じたのは、
「こわい!!なんなの!!」
だった。
その雰囲気は奇々怪界で恐怖な世界観だった。怖いけど忘れられない俺はその世界が大好きだった。
そして、俺は将来この地に住んでみたいと思うようになったのだ。
さらに、その世界にいろんな人を連れてきたいと。今、音楽フェスに携わっているのもそういう理由だ。
▲ハイライフ八ヶ岳2020の様子 https://hi-life.jp/
高校や大学当時はいつか山梨に住めれば良い程度に考えていた。
VEJに働き始めてからもそうだった。
それから、結婚。
そして、東日本大震災が起きた。
震災の不安から10年住んだ吉祥寺のボロアパートを離れ、杉並区の鉄骨マンションに引っ越す。
この頃、放射能の恐れなのか、何人か地方移住する知り合いがいた。俺は特に同業の人から、なんで移住するのか聞き歩いたのだ。
みんな色々な理由がある。
そして、我々の仕事はパソコンがあれば何処でもできるからだ。
そして俺自身が移住をしようと思ったきっかけは、フラッとログハウスのモデルルームを見学したことだっだ。
そう、家がほしい!
そんな理由である。
でもお金が無い!
クリエイターで、もちろんお金持ってる人もいるが、そりゃお金持ってない人の方が多いでしょ?
オシャレなデザイナーだって、持ってそうに見えて実際は、大体貧乏人だよ。
じゃあどうするか、ばっちりローンを組むしか無いのだ。それは若ければ若いほどよい。
そして、俺はこのタイミングで山梨に移住することを決めた。
もちろん、妻にも相談した上で。
そして、会社は辞めない!
俺は独立をしない。
なぜなら、売上や経費などお金の計算やらが非常にめんどくさいと思っているからだ。
コーディングだけしていたいからだ。
あと面倒な仕事は後輩に押し付けたいからだ。
だから独立はしない。
だって、みんな、「確定申告大変だ!」って言ってるじゃん。
そんなこんなで甲府にオフィスも借りてもらった。今では四人のスタッフでやっている。そして、ありがたい事に東京と山梨の案件半々くらいで制作している。
これが今まで移住に至る経緯である。
もはやテレワークという言葉が当たり前になり、コロナウィルスの影響でテレワークが推奨すらされている。
でも、テレワークとか移住とかって、クリエイター目線からすれば実は俺自身どうでもよいと思ってる。
だって、クリエイターなんだから良いものを作れば良いんだから。
それはクライアントありきでも個人的なことでも、何でも良い。
場所なんて関係ない。
要は、自分の人生において何が作りたいのか?ってことだと思う。
SuuHaa(スーハー)に面白い記事があった。
移住する人はまた移住するかもしれない。
そして、街はその流れで個性が生まれるかもしれないということだ。
クリエイターの仕事は、極論、自分自身の切り売りだと思ってる。
そのクリエイティブが街に広がるんだよね。
5年経って山梨で、周りの頑張ってる人の成果をみて、俺はそれを実感している。
街づくりにおいて、クリエイターの仕事は制作物を残すことになる。
ロゴ、
冊子、
チラシ、
お店のデザイン、
WEBサイト、
パッケージ、
などなど
それって文化を形成する大事な要素なんだよね。
我々はそれを多少の割合で担っているんだなと。
そして、それは子供に伝わり、企業の存続に繋がり、歴史になる。
(大体この話の元は、プレステ2のメタルギアソリッド2のストーリでした。)
なんだっけか、だから、仕事は大事!笑
全然話変わるけど、
生前、婆ちゃんは俺に
「新聞に載るようなことだけはするな!」と言っていたことを覚えている。
そして、俺は移住して早々、オフィスオープンの流れで読売新聞掲載とてててTVに出演した。
もちろん良い意味でね。
でも、婆ちゃんごめんよ。。
そして実は婆ちゃんが言った言葉の意味を俺は今も分かっていない。
犯罪をするなってこと?
目立つなってこと?
死ぬなってこと?
分からない。。。
意味を聞く前に死んでしまったけど、
ばあちゃん、
俺はWEBという今の時代の新聞みたいなものを作る仕事を山梨でしているよ。
そこに住む人に対しても、山梨に限らず、そして日本、世界に対しても、胸を張って、良い仕事をしていきたい。
そう思っているよ。
だから、俺自身クリエイターとしての目指す本当の答えは婆ちゃん言った言葉に隠されているかもしれない。
そして、ちょうど最近、残してあったばあちゃんちを相続することが決まった。空き家となっていたばあちゃんちを俺はどうするのか、もう一つの目標がスタートしたのである。
って、
あれ、移住の話、関係なくなっちゃった?
ごめんね。
Web developer / director / VJ
ミッチェ (VEJ Yamanashi) https://www.instagram.com/vej_yamanashi/
photo by
GOOD SENSE https://www.instagram.com/goodsense.hata/
丹澤由棋 https://www.instagram.com/yukitanzawa/
平林岳志 https://www.instagram.com/belca_d/