組織が目指す理想的な姿「ビジョン」=「組織プロフィール」〜「経営品質」その6〜
経営品質においては「組織プロフィール」がアセスメントするための基本情報です。
組織の「理想的な姿」に対して、商品・サービス(提供価値)、顧客・市場、競争関係、経営資源について、現状と環境変化を整理して、変革の方向性や経営課題を明らかにするものです。
理想的な姿は、一般的には「ビジョン」ととらえると良いでしょう。
「理想的な姿」を、「目指している状態(社員、顧客・市場、社会に提供したい価値)」および、実現度を確認する定量目標(指標、目標値)、達成時期を明らかにします。
また、なぜそのように思ったのかの背景も記載します。
「現状認識と環境変化」では、商品・サービスの内容と提供価値、顧客・市場の特徴・ニーズ、競争関係=主要な競合組織とそれぞれの強み・それを生み出すプロセスの特徴、経営資源=顧客価値を高める源泉となっている知的資産や設備・装置、財務活動、ビジネスパートナーなどについて今後の環境変化の予想と課題を考えます。
「2.現状認識と環境変化」を踏まえ、「1.理想的な姿」 の実現に向けて、どのように組織を変革していくか。
重点的に取り組む戦略課題と、その達成目標、達成時期を示します。
(出典: https://member.jqac.com/contents/index.asp?patten_cd=12&page_no=22 )
「理想的な姿」を経営者が描き、それを組織内外の関係者と共有し、浸透させるプロセスが、カテゴリー1の中の「リーダーシップ・プロセス」で示します。また、理想的な姿の実現状況や定量目標の結果は、カテゴリー7の中の「事業成果」で示します。
以下、それぞれ「商品・サービス」に関することはカテゴリー6、「顧客・市場」に関することは、カテゴリー5、「競争関係」に関することは、カテゴリー3、「経営資源」に関することはカテゴリー4、カテゴリー6の中に示します。
「変革のための戦略課題」で示した戦略課題と、その達成目標、達成時期を検討し、策定するプロセスは、カテゴリー3の中で、戦略課題の達成目標の結果は、カテゴリー7で示します。
全てがきちんとつながっていて、日々の活動にも落とし込まれ、ちゃんと組織が動いているか。改善・革新に向かっているか、学習しているか。
問題について、再発防止のみならず、未然防止にもつながっているか。
伍魚福でも、そろそろ2021年度に向けて、中期計画の見直しと戦略課題を明らかにしていく時期になりました。
コロナ禍で大きく環境が変わりましたので、改めてチームメンバーとも議論を深め、「理想的な姿」を描きたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan