「いかなごのうた」くぎ煮文学賞の作品から〜いかなごの「くぎ煮」その14〜
最近、いかなごのくぎ煮文学賞に関連して、またひとつうれしいことがありました。
それがこちらのnoteにある「いかなごのうた」です。
2017年(平成29年)3月に開催した「第6回いかなごのくぎ煮文学賞」詩部門特選受賞作品「いかなごのうた」(岡山県 ふじたごうらこ さん)に曲が付き、立派な演奏で公開されたのです。
ふじたごうらこさんからは、9月にメールで「作曲を依頼した」と伺っており、私もとても楽しみにしていたのですが、10月30日、ついに完成し、YouTubeで公開されたとの連絡をいただきました。
文学賞の特別審査委員長、作家で俳人の三田完(みたかん)先生の講評で「このままメロディをつければ楽しい唄になるでしょう。どなたか作曲してくださいませんか」とおっしゃっていただいていたのですが、作者のふじたごうらこさんによると、これもひとつのきっかけだったそうです。
ふじたごうらこさんのブログ記事によると、今回の国からの定額給付金10万円を何に使うかを考え、何か記念になることを、ということでプロに作曲してもらうことにされたとのこと。
作曲を依頼するにあたっての紆余曲折もブログに書かれています。
https://ncode.syosetu.com/n2493gn/
ふじたごうらこさんは、他にもたくさんの作品を作られています。
どの詩にするかを考えられた中で、プロの作家である三田先生が選んだ「いかなごのうた」に決めていただいたのです。
作曲されたのは、「魔王魂」というサイトを運営されている株式会社ジョーカーサウンズ代表取締役の森田交一さんです。
「魔王魂」は、森田さんの作品を自由にダウンロードして使える音楽フリー素材のウェブサイトで、たくさんの方が利用されています。
作曲:森田交一(魔王魂)
作詞:ふじたごうらこ
唄:桑原祐介
「いかなごのうた」という童謡のような題名を完全に裏切るロック魂!
最後のフレーズの繰り返しが頭に残り、ぐるぐる回り続けます。
演奏もすばらしくかっこいいです。
この作品も「フリー素材」として公開されており、誰でも自由に使うことができます。
カラオケバージョンもダウンロードできます。
森田さん(魔王魂)の作品は、一部「カラオケDAM」に入っているそうです。
ひょっとすると、この「いかなごのうた」をカラオケで歌える日がくるかも。
10月30日、森田さんが「いかなごのうた」についてTweetされており、Twitter上でお礼を申し上げたところ、お返事をいただきました。
なんと伍魚福商品を食べながら家飲みをされていたとのことで、とてもうれしい夜となりました。
作詞のふじたごうらこさん、作曲の森田交一さん、そして、演奏、動画作成に携わっていただいた関係者の皆さんに感謝です。
本当にありがとうございます!
いかなごが不漁で高騰し、春の「くぎ煮フェア」も厳しい年が続いています。
今年は、コロナの影響で「いかなごのくぎ煮コンテスト」も一般投票中止。
「いかなごのくぎ煮文学賞」も不漁を嘆く声がたくさん寄せられました。
来年3月、この曲をBGMに大々的に「くぎ煮フェア」が開催できることを心から祈っています。