くぎ煮専門サイト「くぎ煮.jp」と「くぎ煮検定」〜いかなごの「くぎ煮」その19〜
2007年(平成17年)の春、当時神戸市観光交流課におられた、大鹿達弥さんとお話をしていて、思いついたのが「くぎ煮検定」です。
伍魚福でもいろいろな取り組みをしており、最近そのきっかけをnoteに書いていますが、雑談時にアイデアが湧いてくる、というものが多いですね。
在宅勤務ではないメリットは実はそういうところにありそうです。
当時は、「○○検定」がブームのようになっていたのですが、参加者を募集し、リアルで机を並べて検定試験を実施・認定する、というような資金力と体力は我々にはありません。
そこで、くぎ煮専門の「くぎ煮.jp」を立ち上げ、その中にWEB上で受検できる「くぎ煮検定」を実施することとしたものです。
いかなごの「くぎ煮」をもっと盛り上げたい、という思いでやることにしたのですが、このサイトの製作を「伍魚福」といういち私企業が担当するのでは、ただの宣伝になってしまい、ふさわしくない。
ということで「いかなごのくぎ煮振興協会」を設立し、その名義にしたのです。
神戸市役所の大鹿さんを紹介してくれたのは、神戸ながたTMOとのご縁を繋いでいただいた、地元の有名人、近畿タクシーの森崎清登社長でした。
大鹿さんは、もともと須磨海浜水族園の学芸員をされていた方で、当時は異動で市役所勤務でした。
いかなごについてもお詳しい、ということで「くぎ煮検定」の問題の監修をお願いし、快諾頂きました。
大鹿さんは、その後、須磨海浜水族園の運営が民間に委託されることとなったおりに市役所を退職、その民間企業に転職されて飼育展示部長として活躍されました。
探偵ナイトスクープにも何度も登場された、こちらも地元の有名人のひとりです。
イルカを須磨の海で飼育したり、ウミガメの義手?を作って世話をされたり、アイデアマンとして超有名です。
伍魚福とも「ダイオウイカ」のスルメ、もとい(笑)、乾燥標本作りでタイアップしたこともあります。
こちらはまた別途ご紹介します。
今年の4月、須磨海浜水族園の再開発計画に伴って、運営会社が変わったため、退職されました。
大鹿さんのファンのひとりとして、大変残念です。
さて、話は戻りますが、そんな大鹿さんの協力を得て、2007年(平成19年)5月、「くぎ煮検定」は誕生しました。
ランダムに出てくる問題が結構難しかったです。
20問の正答状況により、くぎ煮博士、1級、2級の画像が授与されます。
当時は、神戸新聞に掲載いただく等、それなりに話題になりました。
2009年2月には、神戸市水産会が「神戸いかなごくぎ煮名人認定試験」を開催され、その際に合わせて「くぎ煮検定」も朝日新聞に掲載いただいたこともあります。
そんな「くぎ煮検定」残念ながら、もうすぐアドビ社がサポートを終える「FLASH」を使っているため、現在はほぼ受検できない状態となってしまっています(すいません)。
「くぎ煮.jp」自体もメンテナンスが十分できておらず、リンク切れも多数発生しています(何度もすいません)。
来年のいかなごシーズンまでに、再構築する計画をしております。
完成の暁には、またご案内いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan