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伍魚福と関西経営品質賞〜「経営品質」その3〜

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兵庫県の表彰制度「ひょうご経営革新賞」は2010年度で終了しました。
伍魚福は2009年に「ひょうご経営革新賞」、2010年には「ひょうご経営革新賞推進委員会特別賞」を受賞させていただきました。

県の予算と事務局の業務負担の関係でこの表彰制度がなくなってしまったのはいまでも大変残念に思っています。

替わりにに神戸商工会議所を事務局に「ひょうご優良経営賞」が創設され5年間継続されましたが、この件はまた別のnoteで触れたいと思います。

2011年から伍魚福は関西経営品質協議会に入会しました。
中小企業に優しい申請の仕組みだった「ひょうご経営品質賞」と違い、日本標準の表彰制度です。
100ページくらいまで肥大した「経営品質報告書」を日本標準の50ページに集約するのに大変苦労した覚えがあります。

応募初年度の2011年度には「関西経営品質賞奨励賞」を受賞させていただくことができました。

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2012年度には「関西経営品質賞優秀賞」を受賞。

申請費用は100万円程度かかるのですが、審査員の方の手間暇を考えると、本来そんな金額でできる内容ではありません。

50ページの申請書を読み込み、事前質問をいただき、まずはトップとのコミュニケーション。
それから現地審査では、会社のメンバーからのヒアリングなど、大変詳細かつ多岐にわたります。

さらに、審査員どうしの打ち合わせや、分担しての評価レポートづくりなど、審査員の皆さんのボランティア精神には頭が下がります。

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綿密な審査の結果いただく評価レポートで指摘される内容は、会社の改善に大変役立つ内容となっています。

その昔、某コンサルティング企業の企業診断を受けたことがあります。
経営品質賞の申請費用の10数倍の費用をかけているのに、全く活用できなかった残念な過去があります。

申請書を書くことで気づき、評価レポートをいただいて納得し、さらなる改善につなげる。
経営品質の取り組みを続けることで、少しずつですが、会社も良い方向に変えていくことができます。

また、「評価レポート」は、会社版の「人間ドック」あるいは、社長の「通知簿」のようなものとも言えます。
社長がいくら「我が社はよくなった」と言っても、会社のメンバーには響かないと思います。
外部の審査員の方がこういう評価をしている、その結果、表彰をいただけた、ということ。
そして、それが新聞や雑誌、テレビ等に取り上げていただけるきっかけにもなりました。

それまで「勤務先は伍魚福」といっても「なにその会社?」という反応だったのが「そういえば新聞で見た」「テレビで見たかも」という反応になったりします。

会長と私の方針が合わず、役員会で議論を戦わしていても、外部から「社長も社員のみんなも頑張っているみたいだね」と言われることで応援いただけていたようにも思います。

また、経営品質の取り組みを通じて、出会った日本中の仲間の存在も貴重です。
関西経営品質協議会の講演会での出会いや、日本経営品質賞の報告会で出会った皆さん。
賞の審査の過程でお世話になった審査員の皆さんも、それぞれの所属する組織では、経営品質の推進担当者だったりもします。

業種・業界はさまざまですが、同じ「経営品質」の考え方に基づいて組織の改革に取り組んでいるメンバー。
昼間の勉強だけではなく、飲み会でも、経営について熱い議論を戦わせることができます。

現在、人事制度を全面改訂して定着を図っている途上であること、商品開発への経営資源を多く配分するための組織改編を行ったこともあり、その結果がきちんと出るまで「経営品質賞」への応募はおあずけ、ということにしています。

近々、経営品質賞への再チャレンジを行う予定にしています。
改めて指標の設定等、考え方を整理していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan