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同じものを見ていても人によって見える景色が違うこと


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漫画の続きになるが、翌日その友達は車でいろんなところへ連れて行ってくれた。ただっ広い「何にもない」草原の前に車を止めて、

「すっごいいい景色だろ!?」

とはしゃいでいた。すっごいいい景色だった。どこまでも広がる草原と、青い空と白い雲。最高の景色だった。



また別の日のことだけど、同じものを見ていても人によって見えるものが違うんだなと思った話がある。

木の枝から葉が芽吹く様子を発見して嬉しそうにし、蕾を見つけて写真を撮りながら、どんな花が咲くのか想像を巡らせ、次々と芽吹く木々のトンネルを見上げながら、「かわいいね」「かわいいね」と言う友人がいた。
毎日同じ道を、隣で歩くたびに心が浄化された。

隣を歩いていたもう一人の友人は、虫が嫌いだし田舎はあまり好きじゃなく、「そういうことにいちいち感動できないから新鮮だわ」と言ってた。

だけどその友人はご飯を前にすると「いい匂い!」「かわいいね!」「美味しいね!」と誰よりも楽しそうなのである。

私はそれほど食に興味が無いので、料理の写真を撮ることもないし、はしゃぐこともそうそう無い。だけど彼女が隣でそうやってはしゃぐ様子を見ていると、私の方も、料理がより一層美味しく感じられたのだった。

やっぱり人それぞれ、見えるもの、見えたものから感じることは違うんだなぁと実感した。

そこには善悪の区別はなくて、誰が何を見てどう感じるかの違いがあるだけで、同じ物を見ても、食べても聞いても、触っても、読んでも、「感じ方が全然違う」ことあると言うだけの話で。

だけど、多くを感じ取れる人は、より一層生きるのが楽しそうに見える。

そういう人の隣はとても居心地がいい。

自分ももっと感受性豊かな人間になりたいと思う。
日々いろんなことに感動しながら毎日を生きたい。

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