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木漏れ日

先日心がからまって塞がった時に、ふと近所の山に登ったら木漏れ日があまりにも綺麗で、写真や動画を撮っては先に進んでみたり、戻ってみたり、近くの岩に座ってじっと眺めたり。

かれこれ1時間ぐらい、ゆらゆら揺れる木漏れ日を見ていた。

理由を上手く言語化できないような不安で心が波立つ自分もいるけど、木漏れ日ひとつで心が凪いで、幸せを感じることができる自分もいる。
なんだか安心した。

木漏れ日を見ていたら作詩家の谷川俊太郎先生の「生きる」という詩を思い出した。小学生の頃から大好きな詩。今でも暗唱できるぐらい好きな詩。

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手を繋ぐこと

「生きる」 谷川俊太郎 詩 引用

すべての美しいものに出会うということ

この部がとても好き。そしてその「美しいもの」のひとつとして「アルプス」が出てくることが嬉しい。

いまいまがすぎてゆくこと

この部分が一番好き。

今なんだよ。全部、今。
今、ここ。

不安なのは常に未来のことなんだけど、
生きてるのは、今、ここ。

今、ここを大事にして生きたいな。

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