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人材育成開発のコンセプトは「人の未来をつくる」こと|人材育成と人材開発の定義
人材育成は「育む」、人材開発は「引き出す」
OFFICE Pは人材育成開発の概念を、育成は「育む」、開発は「引き出す」とシンプルに定義しています。人材育成と人材開発の違いについて、人事労務系のサイトで解説されていますのでご参照ください。
育成と開発は、どちらも人材の可能性に期待する点では同じですが、そのアプローチには違いがあります。まず、育成は知識、スキル、経験など既存の能力やパフォーマンスをさらに伸ばしていくことです。一方、開発は、潜在的なパフォーマンスを見出して引き上げていくことです。つまり、育成は既にある能力を伸ばすことに焦点を当てていますが、開発は新たな能力や潜在能力を開花させ、育てていくことを意味します。
東京の都市整備でイメージしてみると、駅周辺の再整備で東西南北の導線を豊かにし、街の魅力をアップデートしていく渋谷や新宿は「育成」、2031年開通予定の羽田空港アクセス線で東京駅からの利便性が高くなる羽田空港は「開発」です。
「育成」と「開発」は人材戦略の目的から探る
あるIT企業から「競争力を高めるために、エンジニアのパフォーマンスを向上させたい。また、新設する職種に適材を配置転換していきたいが、人材戦略の整理が十分にできていないため、どのようなアプローチが必要かわかりません」という相談がありました。
この相談に対し、私は「まず最初に理解していただきたいのは、エンジニアのパフォーマンス向上は能力を育む『育成』、新設する職種に適材を配置転換は能力を引き出す『開発』が目的ということです。この目的に基づいて、具体的な要件と定義を洗い出し、全体の概要を整理していきましょう。全体の概要が見えてくれば、『育成』と『開発』で求められる目標も明らかになって、必要なアプローチも検討していくことができます」と伝えました。
この説明に相談者は非常に納得し、その後、一緒に人材戦略の策定に取り組み、組織全体の成長と適応力を高めるための包括的な人材戦略を構築しました。
成長の先に見える未来を明らかにする
人材育成と人材開発のコンセプトは人の未来をつくることです。私は人材育成開発の概念を、育成は「育む」、開発は「引き出す」と定義することで、人材戦略を理解を促し、お客様の人材戦略のビジョンとミッションを明確にしています。
人の未来をつくることは、決して容易ではなく責任が大きい取り組みです。だからこそ、成長の先に見える未来を明らかにする人材戦略をデザインしています。
コンセプトデザインと人材育成開発に関するご相談をお待ちしております。
創造性を引き出し、組織の成長を支える戦略的アプローチで、御社のビジョン実現を幅広くサポートいたします。
ご相談やお見積もり、ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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