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長く生き残れるライターの手法に再現性なんてないから、その手のノウハウを売るnoteにお金を払う意味はないよ

ライターだけに限ったことじゃありませんが、様々な職業や生き方を「うまく」するためにサロンに入ったりハウツーの情報商材を手に入れるべしという意見はよく見かけるところですし、note.comはそうした情報に溢れているのが現実でしょう。

しかし、タイトルに記したように『長く生き残れるための手法』については個々の仕事や個人の特性によって異なっており、再現性がないというのが自分の考え。そのあたりを記しておきましょう。

ライターになる情報にお金を払うのは無意味

少なくともライターになるためのハウツー系の情報商材にお金を払うのは意味がないと思うわけです。その理由をお話しましょう。

ロートルが考える紙媒体と今どきのWEBは世界が違うんだよという意見もあるでしょうが、WEBライターとしても10年の経験を持っておりますので、キャリアとしては十分だと自負しております。ちなみに、下のリンクは現時点で残っているWEBライターとしての最古の仕事(2011年3月公開)。

基本は誰かに学ぶほうが回り道をしないけれど

それはさておき、オンラインでのセミナーや情報商材、はたまたコンサルによって自身のライターとしてのスキルを上げようとすることは完全に無意味とは思っておりません。

たとえば、野球でいえばバットやボールの握り方、基本的なルールというレベルであれば一般論的なハウツー情報によって身に着けることができるでしょう。スタートから完全に自己流というのはあまりにも時間の無駄です。しかし、それでプロになれるかといえば誰もイエスとは思わないでしょう。

どんな一流プロであっても基礎情報を得るところからスタートするというのは事実でしょうが、ライターになるためにはキーボード操作が必要ですだの、メールには即レスしましょうといった最低限も最低限の情報をもって、いかにもプロの入口のように喧伝するのは誠意がないでしょうし、それを鵜のみにするのも純真すぎると思うわけです。

署名で書ける筆者になる方法は学べない

たしかに世の中には、完全にパターンに乗せていくだけのライティング作業というのもありますからハウツー的なマニュアルに沿って行くだけでプロの(お金が貰える)ライターになるのは可能に思えるでしょう。はたまた、流行りのテンプレに当てはめていく(過去例:いかがでしたか構文など)だけでもライターとしてお金を稼ぐ事は可能。

そうして顔や名前を出さないコンテンツメーカーになりたいのであればハウツーだけで十分かもしれませんが、それでもマニュアルに沿って行えば誰でもできる仕事だとは思えないのです。

まして、誰かにマニュアルを教えてもらっただけで、署名で原稿が書けるようなライター、ジャーナリスト、コラムニスト、エッセイストなどにはなれないというのがライター歴20年での経験から導いかれた自分の考え。なぜなら、そこには再現性がないから。

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