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#0207 わかってもらってから、売れ。

カテゴリ:起業
要約:売り手と買い手双方がよく理解した上で売買が行われるのが理想的だ。
本文:
マーケティングの話をしよう。
あなたが買いたいモノについて、それがどんなモノかわかっているか?
あなたが何か体験したいものがあるとして、それがどんな体験なのか理解しているか?
どんなモノかわかって買うのと、よく分からないままに、効果を期待して買う場合とがある。

https://yamatomo2021.com/1419/

体験がウリのモノ、サービスは究極的には、どれだけいいレビューをもらっていたとしても、それは所詮は他人の体験であり、自分がどう感じるかは、実際それを体験してみないことにはわからない。
私も、レビューを参考にすることはあるが、仮に他人が低評価をつけていたとしても、自分にはフィットするかも知れない、という見方は常々している。
(^^)/まあ、信憑性のよくわからんレビューも無いよりはマシなこともあるようで・・・。
だからこそ、体験の体験、つまりお試しをしてもらって、実際に触れてもらい、肌で感じてもらうことにはそれなりの価値がある。
例えば食品であれば、他人がどんなにうまそうに食レポしてみたところで、実際に自分で食べてみないことにはどんな味なのか、どんな食感なのかはわからない。
内容も効果もよくわかった上で、それでもその人から買うのが一番良いと判断できるから、買う。
店主の説明の仕方が悪く、誰のレビューもないような、よくわからんものは、そもそも怪しいのでなかなか買われない。
こういうものに手を出すチャレンジャーは色々な意味で貴重な存在である。
私などは、新製品がいくら欲しいと思っても、一応前評判を読んでみて慎重に買うことにしている。
だからiPhoneの新製品を発売初日に並んでまで買おうとする人たちはもしかすると初期不良とかありそうなのにそのリスクを承知の上で買ってくれて、しかも製品レビューまで事細かに書いてくれるなんて、売り手からしたら(その他大勢の潜在的な買い手側から見ても)神様だなあ(棒読み)とさえ思っている。
(・∀・)実際、そういう人達が一定数いないことには、経済が回っていきまへん。
とにかく、商品説明やサービス内容の説明は十分にする必要がある。
そうしないと、それが相応しくない人まで早まって買っちゃうことになり、それは売り手と買い手がアンビバレンスな関係に陥ってしまうということを意味するものであり、決していいことではない。
(・∀・)・・・
( ゚д゚)アンビバレンス・・・?どこでそんな小難しい言葉を覚えたんだコラ!!
(山^^)いや意味知らんけどどっかで聞いたのだよ。
(#・∀・)意味知らんのかい!!
(山^^)ちょっと使ってみたくて。グーグル先生で調べたら、「愛憎感情」とか「相反性」みたいな意味で、ここでいうと売り手は商品に対して「これはいい!おすすめするよ!!」という愛の感情があるのに対し、それが気に入らなかったカスタマーは「ざけんな、何だこの商品は!俺の時間を返せ!!」という憎しみの感情が生まれているから、そのとき両者にはアンビバレンスな関係性が生じていると言えるのだよ。
( ´_ゝ`)・・・あっそ。
・・・閑話休題。
よくわからないまま買われたとして、たまたま運良くその人の趣味嗜好とマッチしていればそれは結果オーライかも知れないが、そんなミラクルが起きるのを期待していてはいけない。
よくわからないまま買った人が、やっぱこれは自分に向いてないわ、と思ったら、ただ単にその人と、モノやサービスとの相性が悪かっただけに過ぎないかも知れないのに、不良品だ!クソサービスだ!などとイチャモンをつけられる可能性がある。
というよりは、普通そうなるのだ。
それを目に見えてわかる形で表明されれば売り手側としても悪評が広まることになって甚だよろしくない。
お客様にご納得いただいたうえで、気持ちよく代金を払っていただき、モノやサービスをとことん満喫していただく。
それこそが、売り手と買い手のwin-winの関係と言えるのではないか。
ビジネスは再現性が大事なのだ。運や偶然に頼っていてはいけない。
win -winの関係性が構築できるようなシステムを作り上げなくてはならない。
例えば、試食がいい例であろう。
ちょっと無料で味見してみて、うまいと思ったら買ってもらえばいい。
食品を売る上で非常に合理的なやり方であり、ある種古典的とも言える王道のマーケティング手法である。
とはいえ、別に欲しくもない食品の試食を勧められると若干引く時があるが・・・。
(山; ´_ゝ`)・・・(いらねえよ)
食品売り場の試食品コーナーのおばちゃん!もうちょっとご配慮頼みますよ。こっちは別に欲しくもないんだから・・・。
(^^)/店員さんが好みのタイプだったら買っちゃうくせに!!
( 山´_ゝ`)みなまで言うな・・・
まあ、一口食っていやーやめときますわ、でも別にいいのである。
向こうも商売でやってるのだ。買いもしない客には早々に立ち去ってもらった方がむしろありがたい。
とはいえ、一口食ってしまえば、何か買ってやらんとなあ、と思うのが人情である。
もらったらお返しに何かあげないといけない気がする、という返法性(へんぽうせい)の法則がここに働くのだ。
あるいは、よくネットビジネス界隈で見かける、初月無料サブスクお試し期間中!!とかいうやつ。
あれも、とりあえず無料で試してもらって、気に入ったらそのまま課金して継続していただけるというサービス。
気に入れなければ無料期間中に解約とか全然OK!というのは、売り手側が一方的に損をしているのではなくて、あくまでも売り手側にそれをするメリットがあるからそんなことをやっているのである。
最初から課金するだけのプログラムなら、金を払ってしか体験できないので、そんなよくわからんもん、やめとくわ!!と最初から見込み客を逃してしまうことにもなりかねない。
まあ、見込み客も含めてバンバン客を取りたい時は、この「撒き餌を撒いてエサで釣る」方法を取って、雑魚もまとめて(一見さんの客をつかまえて雑魚とは超失礼!雑魚に謝れ!(^^)/そっちかい!)おびき寄せる手法は効果絶大だ。何しろ無料なのだから。リスクは何もない。むしろお試しだけしてトンズラすりゃいいわ、と考えるアコギな客まで寄ってきてしまうというリスクも孕んではいるが・・・。(^^)だからさっき雑魚って言ったんだ。
しばらく接触を続けるうちに、だんだん客と売り手の間に相互信頼が生まれてくる。
単純接触回数が多ければそれだけで相手を信用してしまう、ザイオンス効果である。
マーケターとして知名度が低いうちはそれでもいいだろう。
これがもっとランクアップして、取りたいお客さんだけ来ればいい状態になったら、一気に敷居を高くして完全会員制、入会金もお高く、という秘密クラブみたいなことにすれば少数顧客との濃密な関係性を維持できたりもする。そして、そういう秘密結社的なものにまで発展すると、アブナイ魅力が出てきてますます優良顧客を呼ぶことにも繋がるのだ。
マーケティングは対人間の心理戦であるとも言える所以である。
買い手は納得できなければ買わず、売り手も買い手がきちんと納得していただいた上でお買い上げいただくのが一番よろしい。
買い手と売り手の関係性はつとめて継続的に発展し得るものを目指すべきである。
初稿220428
投稿220503

連続ブログ更新記録194日達成!(2021.10.22~2022.5.3)
有給休暇第18日目(2022.4.6〜)★変わらず。今日はもともとお休みです!
正式退職日まであと34日(2022.6.6)

今日のひとこと

何かを得ようとするなら、何かを手放さなければならない

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山本 星海
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