自粛vs活動など意見の違いについて
このたびの騒動で、自粛派vs活動派、もしくは命重視派と経済重視派と言ってもいいかもしれないけれど、お互いの見解が分かれてしまい、それぞれの意見が違うことが露見されているように思う。
結論としては、どちらも正しいとも言えるし、どちらも間違っていると言えるが、それぞれが相容れない意見であって、今のところ何が絶対的な正解なのかもわからないのだから、お互いを尊重したほうがいいし、お互いを責めたり馬鹿にしたりすることはやめた方がいいのではないだろうか。
最近はこのように、意見が二分されることが本当に多くなっているように感じる。政権支持派はどこまで行っても政権支持だし、批判する人は何が何でも批判する。人を攻撃する人は自分の意見を曲げることなく、人格攻撃さえもしてしまうことが良く見られるように思う。「ここは違うが、ここはいい」ということもあるはずだ。もう少し柔軟に考えた方がいいのではないか、と思うこともある。
自分の命が大切なのはわかるし、経済を回さなければもっと死者が出るということもわかる。実際に死者が出てしまっているし、何も残せずに死んでしまうのが怖い、自分が苦しみたくないということもよくわかるし、元の生活に早く戻りたい、仕事が無くなって本当にまずい、経済を破綻させてどうするのだ、などの意見も本当に良くわかる。多分みんなも本当はお互いの意見を理解しているとは思う。
しかし、自粛している人とか警戒しすぎな人を、馬鹿にしたり罵倒したりする意見も多くみられるし、逆に活動を元に戻したい人を責めるような言葉も本当によく見られる。
「終わらせるには、集団免疫の獲得しかない」と言われたりもするが、誰も自分が感染して苦しみたくもないだろう。
とにかくここは、お互いの意見を尊重し、どちらの行動もお互いが認めるべきではないかと思う。何を叫んだとしても、結局は自分の立場や考え方に左右され、ポジショントークになってしまうことも否定できない。罵詈雑言をお互いに浴びたり、バカにしたり嘲笑したりするのを本当に見たくない。見なければいいのだけれど。
僕も気をつけようと思う。自分の基準みたいなものを持ち、それに従って行動すること。どのような意見を持っている人に対しても批判したり馬鹿にしたり避けたりはしないように心がける。
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