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自家製味噌作り(妻)

先日、やっと自家製味噌を仕込んだ。

今年は3月中旬~4月中旬まで引っ越し作業に追われていたので、味噌作りは難しいかな~なんて思っていたのだが、北海道はまだ寒い(特に我が家は寒い)。4月下旬でも気温的にまだ間に合うし、何しろ夫婦で脱サラして広い家に引っ越してきたから、時間も空間も持て余してるということで、決行することになった。

夫の筍の記事にも書いたが、夫の実家は京都で自然食品店を営んでおり、味噌作りの材料はすべてそこから提供いただいた。しかもすべて有機のもの。有難いどころの騒ぎではない。それなのに、お義母さんは「もらってくれて助かるわあ~」と仰る。女神。お義母さんは毎年大量の自家製味噌を仕込み、私たち家族にたっぷり分けてくださる。そのおかげで、私たちは味噌を買わずにいられるし、毎日お味噌汁などのかたちでお義母さんの常在菌を摂取し健康でいられる。そういえば、初めてお義母さんにお会いした時も、お味噌作りの話で盛り上がって、内心「お味噌作り経験しといてよかった~」とほっとしたことがあったなあ。

私たちもお義母さんを見習って周りの人へもお裾分けできるようにと、今までで最大の量を仕込むことにした。大豆2㎏・麹3㎏。ちなみに仕込んだ味噌を保管(熟成)させておく甕までわざわざ京都から送ってくれた。甕に仕込むってなんかビジュアル的にアガる。


【味噌の仕込み手順】(備忘録を込めて)
1.大豆を洗い、たっぷりの水に18時間以上つける。(北海道は寒いから2日つけてもええんちゃうか?とのことだったので2日ほどつけた)

大豆浸水

2.大豆を煮る。親指と薬指とで潰せるくらいまで。(乾燥豆の状態で2㎏なので、水を吸った後の豆はものすごい量になる。先日筍を茹でるために購入した直径30㎝のアルミ鍋でも全部は入りきらず、圧力鍋を併用することに。圧力鍋だと圧がかかってから15~20分くらいで茹でられるが、アルミ鍋の方では3~4時間かかった。)

茹で大豆

ストーブの上で大豆茹でる


3.茹で上がった大豆の粗熱をとる間に、塩1250gと麹三種(米麹・麦麹・玄米麹それぞれ1㎏ずつ)を混ぜておく。

塩と麹混ぜ


4.大豆をビニール袋に入れて(念のため二重にした)、足で踏みつけて大豆をペースト状にする。足だけではなかなか粒がなくならず最後は手で握り潰した。

大豆潰し


5.大豆が潰れたら、ビニール袋に塩と麹を混ぜ合わせたのものを加えて、均一になるように手で混ぜていく。
6.混ぜ合わせたら、おにぎりを握るみたいにボール状にする。

味噌玉上


7.味噌ボールを清潔にした甕に勢いよく投げ入れる。甕の底に「バチンッ!」と音がするくらい投げ付ける(手首のスナップが重要とのこと)。

味噌玉投げ付け

8.すべて投げ付け終わったら、空気が入らないように押し込みつつ表面を平らにして、表面に酒粕を敷き詰める。

酒粕敷き詰め


9.甕の蓋をかぶせて、新聞紙、ビニール袋で包み、保管庫へ。(京都の実家では縁側の下に放置しておくのだとか。我が家は物置となっている車庫に保管することにした)

味噌甕


10.熟成されるのを待つ。(半年以上)一度場所を決めたら移動させたりしないこと、とのアドバイスを師匠(お義母さん)からいただいた。


美味しく熟成されるには、夏の暑さが重要らしい。あとは私たち夫婦の常在菌。2年前に仕込んだときから、色々な変化があった(結婚もしたし脱サラして自分の人生を生きる決断もした)分、出来上がったお味噌の味もより奥深いものになってたらいいな、なんてね!


追伸:友人に教えてもらったひよこ豆の味噌も挑戦しようと思ってます!

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