2021/12/1
アバタロー著
自己肯定感を上げるOUTPUT読書術(〜No.1610)
前回のまとめから、大きく時間が空いてしまった。忙しかったということを言い訳にしてはならない。スキマ時間はあったはずだ。
まあ、嘆いてもしょうがない。
まとめの続きを始めよう。
No.1146 付箋は3枚に限定する
本を読む上で付箋は欠かせない。メモ、印、引用…と、さまざまな変わりになる。
その一方、付箋の使い方を間違えると、付箋が氾濫し、かえって煩わしい存在になってしまう。
では、どうすればよいのか?
まず付箋を効果的に使う方法で、大切なことが2つある。
・付箋に"明確な役割"を与える
・付箋に"枚数制限"を設ける
(枚数制限は自身で決めるべきだろう。
因みにアバタロー氏は3枚と決めているらしい。)
具体的な手順
①第1章を読み終わったら休憩を入れる。
②第1章の中で"私にとって重要だ"と言う箇所を見つけ、1枚付箋を立てる。
※「あなたにとってそれは重要か?」と言うことだけを考えて付箋を貼る。
③この作業を各章で行う。
④これまでに貼った付箋の中から、「一番記憶しておきたいと思うトップ3」を選出する。
⑤選出に漏れた付箋を捨てる。
これらの作業が終了したら、3枚(枚数は人によって変わる)をじっくり眺めてみる。そうすると、"自分にとって本当に大切なこと"が見えるはずだ。
このように、自分にとって大切なことを、誰かの意思ではなく、自分の意志で決められる手応えや感覚のことを「自己決定感」という。この「自己決定感」こそが、自己肯定感や人生の幸福度を高める重要な要素だ。
No.1312
世界一の投資家から名著を学ぶ
世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットは、事業へ投資する際、3つのことを心がけていると言います。第一に、シンプルで理解できる事業であること。第三に、安定した事業実績があること。第三に、長期的に明るい見通しがあることです。そして、これからお伝えする"投資家的選書"の基本的な態度は、まさにバフェットの事業投資における考え方と同じものになります。つまり、わかりやすく整理するとこうなります。
・自分が理解できるレベルの内容であること
・信頼性が高いと判断できる根拠があること
・経年的に価値が下がりにくい内容であること
No.1610 古典にハズレなし
どんな選書をするにしても、唯一ハズレがないもの、それが「古典」だ。
古典には、いいことが3つある。
①古今東西変わらない普遍的な知恵を学べる
通常、本は時代の流れと共に読まれなくなっている。情報が古くなっていくからだ。しかし、数千年と読み継がれてきた古典は違う。どれだけ時代が変わっても、経年的に価値が落ちないのだ。
(世界最高の戦略書とよばれる『孫子』は、マイクロソフトの創設者ビル・ゲイツをはじめ、多くの名経営者の愛読書となっている。)
②偉大な賢者から力を借りることができる
誰しも、耐え難い苦難に見舞われることがあるだろう。そんな時に古典を読むと、賢者の力強い言葉によって、窮地を救われることがある。
③究極の感性と思考に触れることができる
古典とは、ある特定の分野において突出した才能を持った人物の作品である。したがって、その偉人達の究極の思考や研ぎ澄まされた感性の一端をしることができるのだ。
因みに、この本の著者アバタロー氏は、自身のYouTubeチャンネルで、歴史的な名著や自己啓発本を、ラジオ感覚で聞くことができる動画を出している。是非、アバタロー氏の動画で、歴史的名著に触れてみてほしい。
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