精進料理に目覚める3歩前 #48 野生
野生をこよなく愛して止まないワタクシである。
旅がらす生活中であっても
本能に従って時には本物のカラスから威嚇されながら
野生の大好物を見つけ出すのである。
さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと
体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。
あくまでも途中。
なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。
などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。
数年ぶりの本州である。
お久しぶりのフルーツも多い。
スーパーや道の駅に立ち寄っては
季節のフルーツさんと数年ぶりに感動の再会を果たして
夏バテ対策には何よりもあなた方の強力な協力が必要であると
買い物カゴの中へ
そして胃袋の中へ迎え入れている。
ブルーベリーに
桃に
プルーン。
旬のフルーツさんさえワタクシの側に居てくれるならば
アトピー 氏の大好物であるチョコレートには
浮気心を抱かずに済むのである。
しかしながら
野生的な本能に従って生きていきたいワタクシである。
フルーツは木から直接調達したい。
お神社さんを目指しながら
未知の道をガサゴソ歩くワタクシは
天敵であるスネーク氏の存在を常に気にしながら
カサコソ音を拾う為 耳の穴を拡大して
目は細長いものにピントが合うように
キョロキョロと辺りを見回して歩く。
スネークレーダーを発動させながら
歩いていたはずのワタクシであるが
毎度毎度気づけば同時にフルーツレーダーも
発動しているようである。
桑の実さん発見。
そのデコボコした見た目とは対照的に
非常に繊細な桑の実さんは
少々の刺激であっても
すぐにダメージを受けてしまうので
カバンの中で待機しているビニール袋氏は
出動する事なくそのまま待機をお願いして
ワタクシの手に載るだけ載せて
自動販売機ですら見当たらない田舎道の
旅のお供となって頂く。
桑の実さんはひと粒ひとつぶ
ワタクシの口の中に放り込まれて
口の中を紫色に染めながら
ワタクシの身体の中へと太陽サンサンから
たっぷり受け取ったエネルギーを届けてくれるのである。
次にワタクシのフルーツレーダーに引っかかったのは
ヤマモモさんである。
ゴツゴツとしたヤマモモさんの
あの甘酸っぱい青臭さがたまらないのである。
しかしながら
ヤマモモさんはワタクシにとって
いつだって手の届かない存在なのである。
どんなに手を伸ばしても
何度飛び跳ねても
触れることすらできないのである。
油断していると
コツンと頭に一撃食らわされたり
スネーク氏を味方につけていたりするので
油断のできないお相手なのである。
帰り道に運良く手の届く位置に
ヤマモモさんを発見したワタクシは
カバンの中で待機中のビニール袋氏に
お手伝いをお願いして
ヤマモモさんを捕獲。
食後のフルーツである。
お次にワタクシのレーダーに引っかかったのは
多分 木苺ちゃんである。
夕焼けに照らされて
キラキラ光る赤いものを遠くに発見したワタクシは
ガサゴソと木をかき分けて
落ち葉でふわふわな斜面を踏みしめて
その赤い実を確認する
その1つひとつの真っ赤な粒が
キラキラと輝いているのだ。
足を踏ん張れるだけ踏ん張って
手をビョーンと伸ばして
その赤い木苺ちゃんにそっと触れる。
木苺ちゃんは桑の実さんよりも
繊細で傷つきやすい時があるのだ。
下手に摘んでしまうと傷つく恐れがある。
ツンツンと軽く触れてヘタから離れて
ワタクシの手のひらへと移動してもらうのである。
瑞々しさが木苺ちゃんの長所であるので
手のひらからそのまま口の中に飛び込んで貰う。
ぶちゅん。
口の中で弾けてその瑞々しさを爆発させてくれるのである。
そして
偶然出会った刺激の強いこんなお方も舌の上までお出迎え。
山椒。
山椒のお味を参照。
ブヘっ!!
痛い痛い。
舌ビリビリとその香りと刺激を確認するのみである。
この山椒とやらには
味噌やらおじゃこさんやら仲間達と一緒に挑む方がいいらしい。
ハラハラするほどコロコロ気分が変わりやすい
腹を抱えているワタクシである。
添加物にも刺激物にも冷えにも
すぐに反応してコロコロ気分を変える奴なのである。
気分が変わりそうな予感がするときに
そばにあるとありがたいのが
何度も紹介しているが
沖縄のニガナと
ハマダイコン
この救世主がいる時季には海沿いから見つけ出して
シャリシャリと食すと
コロコロ気分を変えては大騒ぎをする
腹はスーッと大人しくなるのである。
さて。
来年こそはワタクシの口に迎え入れたい
フルーツ達も紹介しようかい。
グミ。
口の中がなんとも言えない感覚になる
何ともシブい奴なのだが
見かけたらふた粒くらいは口にしたい。
ふむ。
大好物の栗煎餅を語ろうと思ったのだが
またいつかのお楽しみとしよう。
最後に夏バテ対策だけ紹介しておこうかい。
黒糖麦茶である。
紅茶はストレート1択なワタクシであるが
紅茶に使うように麦茶にドボドボと黒糖を入れて
汗と一緒にワタクシから離れていったミネラル氏を
黒糖と麦茶の両方から補給しよう作戦である。
バテ具合によっては
海水塩をひとつまみくらいパパっとして
グビグビするのが最高なのである。
黄金のきめ細やかな泡の載った麦ドリンクとは
ご縁のないワタクシであるが
こちらの麦ドリンクも
なかなか夏にはいい活躍をしてくれる。
何なら冬だってホットにして
ホッと身体を温めてくれるのである。
それでは皆さままた次回。