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岩山の洞窟の白地図をつないで見えてきた真実(アレフガルド in マインクラフト Part5)

 前回の投稿で、アレフガルド南西地方の地形の輪郭があらかた把握できました。今回は、ドムドーラの北側に白地図を広げていくために、岩山の洞窟周辺を測量しようと思います。今回、地形データの測量対象としているドラゴンクエストビルダーズは、全4章の構成となっていて、章ごとに探索可能な地方が異なります。アレフガルド南西地方は第一章ですが、岩山の洞窟周辺は第四章です。測量のためにシナリオを進めてみてわかったのですが、章を進むごとに、本編のドラゴンクエストとはマップの変化が大きくなってきており、第四章にいたっては、ほとんどが骨と砂だけの死の荒野みたいになっています。草原や森などは全く残っていません。はたして地形は原型をとどめているのでしょうか…

 岩山の洞窟エリアの外縁部分を一周して白地図化したものが以下の図です。エリアの中身は色々変わっているものの、輪郭は本編の形を踏襲してくれているようです。

岩山の洞窟周辺

 この地域とドムドーラ地方とは下図のように接しています。ドムドーラ地方の北西端の岩山が図の左下、岩山の洞窟の中央部やや西寄りにある水平な海岸線が図の右側にあたり、南北方向に同じ位置にあります。というわけで、ここを基準として、岩山の洞窟の白地図をつなぎます。

ドムドーラ地方と岩山の洞窟の位置関係

 つないでみた結果は以下のようになりました。継ぎ足したマップはメルキド北部の岩山地帯の方まで大きくはみ出してしまっています。最西端の海岸線も、本来であればドムドーラ周辺と東西方向の位置がそろうはずだったのですが、大きく西側にせり出してしまっていました。
 どうも岩山の洞窟周辺のマップは、第一章のアレフガルド南西地方とは縮尺が違うようです。ビルダーズは章ごとにマップの縮尺が違うのでしょうか…

大きくはみ出した岩山の洞窟周辺エリア

 アレフガルド南西部の各エリアのマップが互いにいい感じにつながってくれたので確認を怠っていましたが、一度原点に回帰して本家のマップと対比する必要がありそうです。アレフガルド南西地域も、岩山の洞窟周辺もおおむね正方形のタイルが並んでいるような地形になっているので、本家の1マスを拡大して並べていけば、本家のマップとの差を確認することができそうです。

 以下の図は、岩山の洞窟エリアの外周部分に関して、16ブロックx16ブロックを本家の1マスとして、本家のマップを薄緑色で重ねたものです。一部ずれている部分がありますが、ほぼ忠実に本家のマップ構造が再現されています。ちなみに、薄い赤でマークした部分が岩山の洞窟のある場所です。右側中断の半島部分の形が比較的大きくずれているのは、そこにビルダーズのオリジナル要素として要塞が配置されているせいでしょう。

 続いては、ドムドーラ周辺のデータに本家のマップを重ねてみます。こちらは、12ブロックx12ブロックを1マスとして重ねた時に概ね全体の大きさが等しくなりました。とはいえ、岩山の洞窟のマップに比べると、外周部の形にかなりずれが見て取れます。

 岩山の洞窟と同じく16ブロックx16ブロックを1マスとして外縁部をなぞったものが以下の図となります。こちらの方が外縁部の形ときれいにマッチするので、ビルダーズのアレフガルド南西地方も16x16が基本のマスになっていると考えてよさそうです。

 そうだとすると、アレフガルド南西地方(ビルダーズ第一章)は、本家のマップをある程度間引いて形作られているということになります。12x12を1マスとした重ね合わせでおおむね同じ大きさに収まっていたので、東西方向・南北方向ともに3/4程度に間引かれているということでしょう。
 これまでアレフガルドだと思って再現していた地形は、本来の形ではなく、縮められたアレフガルドだったようです。草木も生え、本家のアレフガルドの雰囲気が一番強く残っていた地方だったのに、最も大きく地形をゆがめられていたとは…

 と、いうわけで、徐々に完成してきたつもりになっていた、アレフガルド南西地方についても、間引きの影響を元に戻すという、大きな手直しが必要になったのでした。まだ、白地図に加えていない、マイラ・ガライのアレフガルド北部(ビルダーズ第三章)や、リムルダールを含むアレフガルド南西部(ビルダーズ第二章)も、縮尺が変わっている可能性があるので、徐々に白地図に追加し、必要な直しをかけていこうと思います。

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