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【2022年6月山北町議会定例会】地域活性化策や自衛隊演習場の騒音調査などを議論

山北町議会6月定例会が10日開かれ、6人が一般質問に立った。地域活性化策や静岡県にある東富士演習場の騒音調査などについて議論が交わされた。
湯川裕司町長ら町執行部の答弁要旨は以下の通り。

事業承継対策の活用例はゼロ

事業承継については中小企業診断士がバックアップに入り、資金面は商工会が金融機関に支援をお願いするという体制になっているが、(活用された)実例はない。

商店街のやり方はいろいろあると思うが、人口減少、少子化の中で町民を対象にした商売は限られたものになってくる。
飲食店などは観光客ら町外の人に発信する商売でないと難しいのではないか。町として何が応援できるか一緒になって考えていきたい。

日本で唯一動く蒸気機関車「D52(デゴニ)」の活用策

(山北鉄道公園にある)D52は日本で唯一動くということで期待をされた。
しかし実際にやってみると運転する方に山口県から来てもらうことになり、月に1回しかできず制約があった。一番の売りである「動くD52 」というサービスがなかなかできなかった。
コロナ禍によって、愛好家など多くの人が集まることを避けるため整備運行の日程は非公開としている。

25メートルの軌道延伸後のD52の活用方法について整備関係者と意見交換を行い、新たな運転手育成や専門スタッフを配置した上での運転体験や乗車体験により、将来的には体験型のふるさと納税返礼品に反映させたい。

自衛隊東富士演習場の騒音調査

防衛省南関東防衛局では東富士演習場の所在地内に砲撃音自動測定装置を設置し、測定結果に基づいて住宅の防音工事の補償を行っているが、その範囲は静岡県の御殿場市、裾野市、小山町の一部にとどまり、山北町までは及んでいない。

騒音、振動については年に数件の問い合わせと、自治会要望もあるが現地確認を行った際には継続的、常態的に騒音や振動がないため国に対策を要望できる状況ではないと判断している。

(議員が行った)独自アンケートは初めて知った。再度確認する必要があると考えている。
(自衛隊の)担当者レベルで調査してほしいという要望は伝えようと思う。

(※補足 議員による独自アンケートは騒音の相談があった湯触地区などの51世帯を対象に実施。46世帯から回答があった。その結果、約8割の世帯が、騒音と振動が「とても気になる・少し気になる」と答え、半数以上の世帯が心身や建物に影響が「とてもある・少しある」と回答した)

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