2022SS_調べたもの_春の定義:仮説5
こんにちは、夏になっちゃいました。梅雨が明けたのかはわからないけど、もうこんなに毎日暑いです。そういえばこの前釣りに行ったときに、相変わらず海には水がいっぱいあるなぁと思いました。その日は干満差があまりない日で、いつも通り水を見ながらぼーとしていました。そのときに、潮の満ち引きが月の引力によるものなら、月はこんなにたくさんの海水を引っ張るのに、どうしてわたしは引っ張られないんだろうと思いました。もしも人間の体重で軽すぎるなら、どうして陸は引っ張られないんだろうと思いました。引っ張られているのですか。そんな感じがしないので不思議に思いました。そしてこんなことばっかりして、真面目に釣りをしてないから釣れないのではないかと思い始めました。かなり有り得る話です。
仮説5:水温の変化
よく聞きます、水温が20℃以上になると産卵を意識するとか、25℃以上になると求餌に影響を来たすとか。そして水温なんだから季節変動があって当たり前なので、どうまとめたらいいものかと思案していたらこんなに時間が経っていました。対象地点の富浦沖上層では6月頃から急激に海水温が上がり、各層における温度が顕著に異なるようになります。これは10月半ば頃まで継続します。
図1.富浦沖の2021年における水温の推移
では魚はどんな時に元気なのでしょうか。ライトゲームのターゲットと、わたしがいつか釣りたい魚種の適水温(最も効率的に成長と食事をする)を以下に示します。
表1. 魚種毎の適水温 沿岸性魚類の温度選好に関する実験的研究(海生研研究報告第4号)第3表及び千葉県館山湾におけるマアジの魚群行動と海洋構造 から抜粋
まとめ
図表から、適水温は魚種により18.0℃から30.0℃までと幅広いですが、水温の観点から見ると、6月から10月半ば頃まではそれぞれの魚種において東京湾湾央での釣りが成立します。
文献:
1)東京湾環境情報センター(2021).東京湾水質連続観測 > 富浦湾 > 2021.01.01-2021.12.31までの水温推移
2)根本 雅生, 澁谷 勝晶, 中野 知香, 古見 拓郎, 上嶋 紘生, 宮崎 唯史, 北出 裕二郎(2017).千葉県館山湾におけるマアジの魚群行動と海洋構造
3)土田 修二(2002).沿岸性魚類の温度選好に関する実験的研究, 海生研研報,第4号
写真は九州の浜です。
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