パガニーニの漫画19
悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。期待と不安で迎えたパリでのデビューコンサート、パガニーニの演奏は耳の肥えたパリの聴衆をも虜にしました。遠い昔母親と交わした言葉を思い出しながら、”世界一のヴァイオリニスト”へ到達した喜びを噛み締めるパガニーニでしたが…
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つづく…
誹謗中傷に苦しんだパガニーニ
今も昔も、有名人が誹謗中傷に苦しめられるのは変わらないようです。
パガニーニが有名になるにつれ、悪質な噂も増えました。「守銭奴」「悪魔の手先」など、その内容は様々でしたが、一番彼を苦しめたのは「殺人犯」という噂でした。
パガニーニはゴシップ記事に対抗するために、自分の経歴を細かく説明した伝記を発行することを思い付きます。伝記は1830年に出版されましたが、誹謗中傷が止むことはありませんでした。