【声劇紹介】ギャラクティカ・コンビニを楽しむ
どうも、「戦うV脚本家」の眼珠天蚕です。
TwitterやYouTubeを中心に声劇制作活動をしている身の上として、もっと皆さんに声劇の魅力を知っていただきたいと思い、noteを始めるなら声劇紹介記事は必須! と思っていました。
今回はその第一回目ということで、ワタシのYouTube投稿声劇の第一作であるギャラクティカ・コンビニについて、ご紹介します。
本編はこちら↓
どんな作品なの?
この作品は元々、大型声劇コラボのVoiceTheaterさん向けに書いたコメディ声劇です。VoiceTheaterさんにはいくつも台本を提供させていただき、また、採用していただいたこともあり、そのうち必ず記事で紹介したいと思います。
ワタシはこの時、コメディ脚本をこちらともう1本提供させていただきましたが、どちらも残念ながら不採用だったので、どうせなら再利用しよう! とワタシの声劇Vの集いにて収録しました。
ストーリーはハチャメチャです。生活に困窮した男女2人組がコンビニに強盗として押し入ると、すでに先客として宇宙の帝王がコンビニの店長相手に地球の支配権を渡せと迫っていた…というものです。
作品の所感
当時のPC環境が劣悪だったことや、ワタシについてはロクな音声機器がなかったこともあり、粗が目立つのですが…😅、ここでは声劇作品の魅力についてスポットを当てて語ります。
こちら、声劇Vの集いを始めてさほど間もないころに行った取り組みだったのですが…演じているみんなの技量が高くてビックリした、というのが第一印象です。
当時、VTuberの間の声劇で目立っていたのはVoiceTheaterさんとVトロイメライさん、不定期ながらにじさんじさんの声劇コラボぐらいだったと思います。ワタシの中の認識ではVTuberの方々はタレント・芸人的、もしきはゲーム実況者的な活動が主体で、演技を主体にする方々は非常に少ないと考えていたのですが、良い意味で裏切られたなー! というのが衝撃でした。
コンビニ強盗の男女ペアを演じてくれた巻島紫紅くん、Stellaちゃんは、この不条理コメディの世界で始終常識とシリアスさにしがみつく。そこに焔外闇くん演じる宇宙帝王と、歌劇あくとくん演じる店長が非日常的な口論で火花を散らす。そのギャップで笑ってもらえると、作者冥利に尽きますね!
そこに星空碧彩ちゃんが演じるバイトが、現実逃避…というか他人事でポワワンと入ってくるのが、笑いのトドメになっています。
2019年代にしてアナクロな表現(電話をピッポッパッとかける)とか、大騒動が終わって感動している最中に余計な茶々が入り、大団円が次の騒動になる様など、にぎやかさが目立つ作品となっています。
落ち込んでいるときに、気分を変えたいな…なんて思ったら、この作品を聞いてみてはいかがでしょうか?
脚本裏話
この話には、インスパイアされた元ネタがあります。それは、ウルトラマンのメフィラス星人の回です。
ワタシは実は未視聴なのですが、何かの本で読んでストーリーを知っていまして。地球支配をたくらむメフィラス星人が、小学生相手に地球の支配権の譲渡を迫る…というお話だそうです。
…まぁ、昭和時代の少年少女を対象にした特撮ドラマですから、あまりに壮大な話にしても子供たちはついてこれない…というのも分かります。が、あまりにも酷い。
しかもメフィラス星人さん、宇宙でも知能が非常に高い種族だそうですよ? 絶対嘘ですよね? あなたの住む文明では、そこらへんで遊んでいる一個人、しかも年端もいかない少年が、星の主権を左右するのですか? おいおい?
…というちぐはぐな話に構想を得て、「なんの主権もない一般人を相手に地球の譲渡を迫る帝王」というお話を思いついた…というのが今作の流れです。
この作品と一緒に、VoiceTheaterさんで好評をいただいた「花守り」が同居しているのが、ワタシの脳内なんだよなぁ…!
演者の皆さんの紹介
下記に、演じてくれた素敵な皆さんのYouTubeチャンネルを紹介します。
今なお演技を磨いて素晴らしい作品を作っている方々が数多くいらっしゃるので、是非チャンネルを覗いてみてはいかがでしょうか?
実力派の演技力を持つ歌劇あくとくん。今作では背のちびっこい店長といった役を演じてくれましたが、普段の彼の声を聴くと「こんなに違うの!?」とびっくりするはず!
最近はシチュエーションボイスが伸びているStellaちゃん。演技力も抜群ですが、気さくで豪気な性格もまた良き…おおっと!?
アイドル志望の星空碧彩ちゃん。可愛らしいシチュエーションボイスや歌など上げています。ツイキャスでも楽しく配信しているので、訪れてみてはいかがですかね?
宇宙帝王を演じてくれた焔外闇くん。可愛らしい外観とは相容れぬ重低音の演技が魅力です! ものすごく強い帝王のオーラを出してくれました!
コンビニ強盗というより、最後は少年漫画の主人公としてふるまってくれた巻島紫紅くん。あの振る舞いは今作にバッチリでした!
終わりに
初めて声劇紹介記事を書いたんですが…いろいろと魅力をまとめて、じっくり書いたほうがよさそうだなー、とシミジミ思いましたね。
今回は脱力系コメディだった、そして、一回目の記事だったということで…探りつつ書いてみました。
次回は…どの作品を紹介しようかな?