Hiromi Kano
眠れない夜は逢いに来てください。 日記「今日の終わりに」再開 SINCE 1997
1997年の夏から「あの日見上げた空に」という写真と言葉集のサイトを続けていました。あの時の言葉集、若かった私を思い出したり、書き直したり、追加したり。
はじめまして。 名刺がわりのプロフィールです。 どうぞよろしくお願いいたします。
キャラクター関連の仕事をはじめてから四半世紀がたちました。そんな私とキャラクターにまつわる話や、キャラクターを育てていくヒントなどを書き溜めていこうかな、とおもいます。
昨年の分はあげてなかったですね。 今年は少しずつ、書く、ということ再開したいなぁ、なんて 守れない約束を。
さあちゃん さあちゃんがうまれた日の夜 ママはなんだか眠れなくて 病院の小さな窓から 夜の空を眺めていました 外は、冷たい1月だから おつきさまも おほしさまも でんしんばしらも かちんかちんに凍りつきそうな そんな夜だったけど ママはなんだかあったかくて ぽかぽかしていて そのうえすごくどきどきしていて この不思議な気持ちはなんだろう、って となりで眠っているさあちゃんに たずねてみたりしたのだけれど すやすや眠ってばっかりのさあちゃんは なんにもおしえてくれない
生きるということ 朝目が覚めるということ コーヒーの香りに迎えられること 光を感じること 空を見上げること 走る風の音に心が震えること あなたと会えてよかったと思えること 次に会う約束をすること あたかたなお布団に包まれて眠ること そしてまた明日の朝も必ず目を覚ますこと 大切なひとに おはよう、って言うこと
今日から4連休ということもあり、宮崎にも県外から来られる方が多いようだ。 夕方のローカルニュースで、空港で子供や孫を迎えに来ている人たちの様子が映し出される。地方のテレビでは恒例の風景だ。 ただ、コロナ禍ということもありインタビューに答える人たちのコメントがいつもとは少し違う。なんとなく、罪悪感にも似た気持ちをもたれている人が多い。 帰省の際には故郷の私たちのことを考えてくださり、多くの人がそれなりに感染対策やPCR検査もしてくださる。言い訳なんてしなくていいのに、と思う
今週末、青島のビーチパークもOPENし、曇り空の中でも宮崎は夏に突入した。 「ビーチパークはじまったよ」 「あんな暑いところ行かないな」と夫は言う。 「夜は?」 「夜も暑いな。」 全く行く気はなさそうだ。 (写真は2018年の夏のものですが、とてもお洒落で素敵です) オープンしたてということもあり地元のニュース番組では、ビーチパークや海の様子が次々と映る。サーフィンやSUPを楽しむ人たちも多い。 「あれ?サーフィンはじめるって言ってなかったっけ?」 この前夫が渚の交
蓋がぱかっと開くビールが飲んでみたい、とここのところ夫が言う。 スーパードライ 生ジョッキ缶、のことだ。 雨の日の今日、スーパーで買い物中に夫はふとそのことを思い出し、ビール売り場で60〜70代の女性の店員さんを呼び止めて声をかけたらしい。 夫「蓋がぱかっと開くビールはどれですかね」 店員さん「えっ!私お酒飲まないんです」 夫「?」 えっ....と一瞬頭が混乱したらしい。 「その回答違うだろう」 「俺、ナンパしているわけではないんだけどな....」 探してきますと走ってい
「人のいれてくれたコーヒーは美味しい」 私たちはよくコーヒーを飲む。 豆から挽いてドリップで落とす。 いつも二人分入れて、二つのカップに分けて 相方に「はいどうぞ」と持っていく。 そして 「人のいれてくれたコーヒーは美味しいね」と言いながら いただく。 夫がいれた時には私が。 私がいれた時には夫が。 ただ、それだけのたわいもない話ですが 「人のいれてくれたコーヒーは美味しい」というフレーズが とても気に入ってしまいました。
朝起きて、二人で夢の話をする。 「また大学の構内で迷って授業に遅れる夢を見ちゃった」 「またどこかの街を彷徨って彷徨って、目的地に行きつかなかったよ」 そんな話を交換する。 「私たち、いったどこを彷徨っているんだろうね」と苦笑いをする。 「夢見心地と言うけれど、夢見心地の夢なんてみたことないよね」 「まったく、ろくな夢をみないよな」 人の夢の話ほどつまらないものはない、と坂元裕二さんの脚本で読んだことがあるが、私たち夫婦はそれでも夢を報告しあう。 一緒に暮らしていても
仕事の方のアカウントで、いとうとしこさんとの「往復書簡」やっています。キャラクターに関するお仕事を通して、文通しようということになりました。よかったら覗いてみてください。 ↓ https://note.com/cs_p/n/nb65b9e7de0bb
加納ひろみ (HIROMI KANO) KIGURUMI.BIZ 株式会社 代表取締役 あかくま屋 株式会社 代表取締役 キャラクターソルーション・パートナーズ合同会社 代表 一般社団法人着ぐるみ協会 代表理事 web: https://kigurumi.biz/ Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hiromikano/ Facebook: https://www.facebook.com/yamamotolove email:
夫の好きなもの オペラとワインと女性 オペラは「不倫、殺人、魔法」 ワインは飲み物ではなく食べもの 女性は永遠に理解できないもの、らしい。 そういえば、先日夫に干し椎茸を買ってきて欲しい、とお願いした。 野菜売り場を探しても探してもなくて店員さんに尋ねたら 「それは乾物コーナーですね」と連れていってくれたらしい。 「男には生椎茸と干し椎茸が別々の売り場にあるなんて思いつきもしないんだ」 「へえ。干し椎茸ってね、椎茸よりも戻し汁が大事なのよ」 「そのくらいは知ってるさ。で
新しい年を、また二人ではじめる。 背伸びしても見えない風景を、いつも二人で想像して楽しむ。 「水平線までの距離」という名前のマガジンはじめました。 ただ、夫婦の日々の会話を記録するだけですが、アーティストの夫の言葉はいつもキラキラしていて楽しくて、残さずにはいられないのです。
今年の2月に東京から宮崎に戻り、 その後はずっと箱の中に閉じ込められている感じがしていた。 いろいろなことを我慢したり、 怖くて眠れない夜を過ごしたり、 そんな中でも、なんとか頑張れる日があったりなかったり。 夢をえがいたり、夢に破れたり。 半年もの間、この箱の中の世界で 一体私は何を得て、何をなくしたんだろう。 時間は有り余るほどあったはずなのに、 一体私は何をして過ごしていたのだろう。 私の中の私は 長い間留守をしていた。 あの日、東京に置いてきちゃったのかな。 8
娘から毎年、誕生日に向日葵が届く。 そして、そのたびに、 彼女からはじめて向日葵の花をもらった日のことを思い出す。 4歳の小さな手で、大きな向日葵の花を一本 大事に抱えて、渡してくれた。 もう20年以上昔のことだ。 あれから、私たちにはいろいろあったね。 でも、今日、こうして元気でよかったね。 生きていれば、こうやって本当に大切なことを確かめることができる。 確かめる力があるということは、 今が充分に幸せである、ということだと思う。 いつも、本当に、ありがとう。 #ゆ