GIGAスクール:タブレット持ち帰りを少しでも早く進めたい理由~5児の母ちゃん、議会で質問(R3/6/17)
「ただで貸してもらえるPCとかないでしょうか?」
2年ほど前。
高校生からの切実な訴えに、明確に答えられなかった少し苦しい思い出があります。
そのほか、さまざまな子どもたちにとって、家庭によって学びの機会が違うことをできるところから少しでも解消したい、と考えてきました。
そんな思いをもとに、6月17日、霧島市議会本会議の一般質問に登壇した内容を記載します。
①GIGAスクールについて
IPhoneが日本で初めて販売されたのがいつか、皆さんは覚えていらっしゃいますでしょうか?
2008年7月11日。今の中学1年生が生まれた年です。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/IPhone_3G)
そこから約13年。
2021年1月のNTTドコモの調査によると、日本国内でスマートフォン、ケータイの所有者のうちスマートフォン比率が92.8%となりました。
この変化は私たち大人だけでなく、子どもたちの社会にも大きな変化をもたらしています。
高校・大学は、オンライン出願、オンライン授業、ICT機器を利用したレポートの作成・提出や、プレゼンテーションなど、私たちの時代とは大きく変わっています。就職活動においても、各種検定の出願や、就職活動の求人情報収集、エントリーシートの提出、オンライン面接など、当たり前に使いこなせなければ、スタートラインに立つ機会が大きく狭まることもあります。
ICT機器はもはや特別なものではなく、日常生活における「文房具」と位置付けられています。そこで、今年4月から各学校にタブレット端末が整備されています。
本市において、現在はタブレット端末の持ち帰りをしないことになっております。しかし、私は、「ICT機器をだれもが文房具のように使いこなせる」ために、持ち帰りができることは必須であると考えています。
また急激に変化する社会に合わせて学校の現場を支えるためには、学校を日常的に支えるICT支援員の存在が不可欠であると考えます。
そこで今回3点質問をしました。
(1)学校規模に応じてICT支援員を置くことができないか。
(2)タブレット端末の持ち帰りについて,積極的に取り組むべきと考えるがどうか。
(3)通信環境が整わない家庭に対し,ルーターの貸与ができないか。
当日の様子はこちら。