【農泊・山梨】ワクワクが集う◎『オーガニック農家民泊 ぴたらファーム』で自給自足の共同生活体験。
こんにちは!
都内で1歳6ヵ月の子どもを育てている会社員、やまくぼです。
旅と自然が大好きな私。子どもと一緒に自然を楽しめる旅がしたな~と思い農泊の旅を始めました。
今回訪れたのは、山梨県北杜市にある「ぴたらファーム」さん。南アルプスの麓なので雄大な景色に出会えそう。ぴたらファームさんでは持続可能なくらしを実践するメンバーで共同生活を送っているみたい。どんな場所なんだろう。気になるな~
山梨に向けて出発~中央線の旅
出発は金曜日。わたしは会社を休み、娘は保育園を休み、2人で山梨県に向かいます。
8時半に最寄り駅から乗車。下車駅は中央本線にある日野春駅。都内から鈍行電車で3時間ほどです。特急に乗れば2時間半で着きますが、急ぐわけでもないのでのんびり行きます。
日野春駅に着いた〜!近くのカレー屋さんでランチ。その後、駅からバスに乗り、ぴたらファームを目指します!
田んぼと畑に囲まれた、ぴたらファームに到着!
バスに揺られること約20分。横手下バス停を下りて徒歩1分のところにぴたらファームはあります。田んぼと南アルプスの風景を眺めながらファームの入口を探す。
可愛い看板を発見。奥に入ると、ぴたらファームにたどり着きました。
「こんにちは~!」中に入ってみます。ぴたらファームのおうちは築100年の古民家。あたたかい木のぬくもりを感じるなぁ。チェックインを済ませ、担当の方が部屋に案内してくれました。泊まるお部屋は2階です。
昔は2階で蚕(かいこ)を育てていたんだそう。階段に柵がないので、小さな子どもは要注意です。娘が2階にいる間は、階段付近に荷物を置いたり、部屋にある物を動かしたりして階段から落ちないように工夫しました。
2階は光が入って心地よい空間です。広いので娘は走りまわっていました。2日間こちらに滞在し、農作業や共同生活を体験させてもらいます!
ちなみに、トイレは2か所あります。ひとつは外にあるコンポストトイレ。コンポストトイレは水洗ではなく、微生物が排泄物を分解してくれる、環境に負荷をかけないトイレです。トイレの入り口まで行ったけど全然匂わなかった。
もうひとつは室内1階にある水洗トイレ。わたしの場合は赤ちゃんがいて外トイレは大変なので、室内のトイレを使わせてもらいました。
ぴたらファームの動物たち
さて、荷物を置いてゆっくりしてから、ぴたらファームに住む動物さんたちに会いに行きました。まずはニワトリさん。
「コッコ~!」と何回も小屋の前をとおっては嬉しそうな娘。ニワトリも娘のところに集まってきた。
羊とヤギもこんにちは!この子たちはぴたらファームのすぐ近くで飼われています。「メェメェ」と鳴き声を真似する娘。
他にも、犬とネコちゃんがいます。賑やかなぴたらファームさん。
八ヶ岳を眺めながら、のんびり農体験
さて、15:30から農体験スタート。ぴたらファームさんは、周辺にいくつか田んぼや畑を借りています。無農薬無化学肥料でお米やお野菜を栽培しているんです。今回はすぐ近くの畑で作業。
娘がお昼寝モードになったので、抱っこしながら作業します。長靴や手袋のレンタル(300円)もありますが、スニーカーでも大丈夫そうなので、そのままの服装で農作業開始。
まずはメロンきゅうりという小さなお野菜の収穫。初めて見た。その場でひとつかじってみました。瑞々しい~。
続いて赤いスイートなピーマン。
たくさん出来てる~!もぎ取っていきます。「ひとくち食べてみて下さい」とお兄さんが言うのでそのまま頬張ります。
甘い!フルーツみたい!ちなみに採ったお野菜は本日の夕ごはんで食べれるそう。贅沢だな~
案内してくれたお兄さんはぴたらファームに4年ほど住んでいるそう。それまでは違う場所で、違う仕事をしてたんだって。ぴたらファームや北杜市での暮らしや、仲間たちのお話を聞きながら、のんびり農作業する午後。
ふと周囲を見渡せば、八ヶ岳や南アルプスの山々がある。気持ちの良い時間でした。(甲斐駒ヶ岳の登山口まで徒歩40分だそう。次は登りに来たい。)
みんなでワイワイ。9人で囲む、にぎやかな夕食
農作業のあと、しばらくお部屋でゆっくり過ごしました。ぴたらファームにはお風呂がありません。車で5分のところに温泉があるので、送り迎えしていただき行ってきました。サッパリした~。
夕食は、ぴたらファームの住人たちと一緒に食べます!!ぴたらファームでは数名のメンバーで農作業を行い、共同生活しています。また、短期で農作業をお手伝いするWWOOF(ウーフ)というメンバーもいます。総勢9人の食卓!!大家族みたいで楽しい~!
18:30すぎ、夕食スタート。いただきまーす!
ぴたらファームでつくった野菜とお米は新鮮で美味しい。ちなみに、味噌や醤油などの調味料も自家製だったりこだわりのものだったり。化学調味料は使わず、自然のおいしさを感じられる、シンプルだけど豊かな食卓です。
娘には、蒸したとうもろこし、じゃがいも、トマトなどを用意してくれました。娘、いつもの3倍くらいお米食べました。
食事のあとは、WWOOFで来ているオランダ出身の女性がギターで弾き語りをして歌ってくれました。にぎやかで笑い溢れる食卓でした。
朝だ、おはよー!ニワトリの餌やり
ぐっすり寝た翌朝。都心部は熱帯夜が続いて寝苦しい時期でしたが、ぴたらファームのあるエリアは涼しい!すっきりの目覚めです。
朝は食事の前にニワトリに餌やり体験〜。
ニワトリの餌を持つ娘。ニワトリが近寄ってきたよー。餌は夕食の残飯やお米づくりで余ったカスなどだそう。ムダがないですね。
ニワトリちゃん、無事に餌を食べてくれました。
卵も産んでるみたい。早く取らないと他のニワトリが食べちゃうらしい。
ホカホカの卵を手に持つ娘。いつも食べてる卵はコッコちゃんが産んでるくれてるんだよ〜。ありがたいね。朝から楽しい餌やり体験でした。
自然の恵み。朝からありがたくいただきま〜す
ニワトリの餌やりが終わったら朝食です!シンプルだけど美味。えごま、梅、味噌などのおかず。お粥。夏野菜の味噌汁。うんま〜。
娘には蒸し野菜。ブルーベリーは庭に勝手に生えてるワイルドなやつみたい。自然の恵み。ブルーベリーってスーパーだと高くてなかなか買わないなぁ。摘みたてのブルーベリー美味しいな。朝から満腹!!
土日だけ営業の「ぴたら商店」でお買い物
2日目は土曜日。ぴたらファームで採れたお野菜やスパイスなどが販売されます。ディスプレイがもう可愛いよー
調味料も気になるけど、重そうなのでお野菜だけ買って帰ります!
パパにお土産ができたねー!!帰宅したら夕食で食べよう!!!
バイバイ、ぴたらファームさん!また来ます
朝食を食べて、周辺を散策し、ぼちぼち帰る時間。オーナーの男性は柔らかい雰囲気の方。旅も山も好きらしく、お話してて楽しかったなぁ。
ぴたらファームでは、農家民泊以外に「パーマカルチャー貸菜園」や「お米づくりプログラム」なども行っています。都会の方も結構参加してるらしい。わたしも来年はお米づくりしたいな〜〜!!
持続可能なくらし。ことばだけじゃなくて実践する場所「ぴたらファーム」
ぴたらファームさんは、「大地に根ざした暮らし」「持続可能な循環の暮らし」を掲げて、メンバーで共同生活する場所です。
無農薬で作るお米とお野菜。
コンポストトイレやニワトリの飼育。
パーマカルチャー貸菜園にお米づくりクラブ。
環境に負荷をかけず、自然の恵みを大切にするシンプルな暮らし。都会に住む人にとっても、農家民泊や農体験を通して、暮らしを見つめ直す機会が得られる場所。
そして、いろーんな人と出会えるステキな場所だったなぁ。また行きたい。通います。
(ぴたらファームには2022年8月19日〜20日に滞在しました!)