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有形商材は心を強くしてくれる

有形商材に挑戦して3年目になりました。3年前に比べて「何か成長したことはないか?」と問われると間違いなく「心」だと言えます。

それは今まで経験してきたビジネスの中でも「有形商材」だからこそ、心が鍛えられたと言える理由があるからです。

大きく3つピックアップするとこんな感じ。


①常に大金を支払っている

有形商材は無形商材であるアフィリエイトや情報商材と違って、「原価」のかかるビジネスであることはおそらくビジネスを知らない人でもある程度想像がつくことだと思います。

無形商材は原価のないものに価値をつけて販売するのに対して、有形商材は手に取れる「モノ」に価値をつけて販売するわけで、そのモノを「仕入れる」という行為にお金の支払いが発生するのです。

僕のようなバッグ系の商品は受注生産で販売することはコスト的にかなり厳しく、1万円〜3万円の価格帯で販売するには基本的に量産して在庫を抱える必要があります。(ちなみに受注生産は原価がバカみたいに高くなるのとお届けに時間がかかりすぎてしまうことが懸念なのです)

そうなると1商品の販売に対して数百個のロッドで発注する必要があり、その支払いは高いプロダクトだと約300万円も発生することがあります。商品数が増えればその都度支払いが発生しますし、発注した在庫がなくなるとまた同等の金額を支払っていくというサイクルなのです。

しかもこれは売り上げが確定した後の営業報酬ではなく、売れる前に支払わないといけないもので「売れ残ったら赤字」というコレこそ心を鍛えられる大きな要因なのです。

大金を支払うことに対しての「メンタルブロック」が無形商材をしていた時に比べて断然なくなった感じはあります。「売れなくても損ないや」というマインドと「売らないと大赤字」というマインドではその事業に対する向き合い方、さらには本気度が全然変わりますよね。良くも悪くも「お金がかかるビジネス」は自身を成長させてくれる側面を多く含んでいると僕は思います。

ちなみにビジネスの世界ではこれ(有形商材)が当たり前なのですが、オンラインビジネスの普及により無形商材のような芸当が当たり前にできる時代になったのです。(個人でも圧倒的に独立しやすくなった理由)


②不足の事態ばかり起きる

おそらくこの要因として「取引するところが多い」「海外も絡む」が挙げられると思っていて、まず取引先が有形商材をしていてとても増えた気がします。

・OEM(商品開発をする)
・商品を生産してくれるところ(海外)
・カメラマン(PV用、商品スチール、SNS用)
・ECサイト構築
・広告
・動画編集
・倉庫

ざっと上げただけでもこれだけの取引先と同時にやり取りしながら運営しています。そりゃ不足の事態も起きますよ。特に商品開発に関しては「海外」が絡んでいて、日本と海外では暦が違うことがよくあるのでスケジューリングもよく後ろ倒しになります。半年先が一瞬で来るイメージで毎日目まぐるしくスケジュールに追われています。


③売れる・売れないを感じる瞬間が多い

「これはいつもより売れた、これはいつもより売れなかった」という比較がどうしても目に見えてきます。薄利多売な商売でもあるので余計数字にはっきり出やすい。

また商品数が増えるとその都度ローンチをするわけで少なくても3ヶ月に一回ペースで種類の違うアイテムを出すし、再販もほぼ毎月のようにやっているので「仕掛ける回数」が多いのです。一撃のローンチで何千万円と利益を作って向こう一年は逃げ切れるようなビジネスモデルならこうは思わないと思います。

やはりそうなるとメンタルはそれなりに強くなるわけで、それに対する次の施策や自分の経験値、PDCAのスピードというものは比例して身についている感じもあります。

とはいえまだまだローンチ前はかなりメンタルがすり減るくらい余裕がないので強い心をこれから持てるように何度も挑戦しようと思います。

というわけで今回は有形商材は心を成長させてくれている話でした。実業をやっている人や社員を抱えてオフィスや店舗を持っている人は本当にすごい!みんな「メンタルお化け」です。

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