
【投票】エアコンの快適な設定温度は?
投票テーマをいただきました🌟
— 山本健二(獣医師やまけん, Kenji Yamamoto) (@ZERO42596487) August 12, 2024
ありがとうございます。
H.N シークワーサー大好きさん
真夏のエアコンの設定温度
暑い日が続きます。
我が家では、ほぼほぼエアコンはつけっぱなしにしていますが、設定温度は何℃が良いでしょうか?
個体差もあるので、正解は無いのかなとも思いますが、…
暑い季節。「エアコンの設定温度は何℃にすれば良いでしょうか?」
という質問を、よく受けます。
快適で、ストレスのない環境は、健康状態に大きく関わります。
獣医学科の講義の中には、「畜産学」という学問があります。
その中で「不快指数」の算出方法についても学びます。
なぜなら、家畜の飼育環境が、畜産物の品質に影響するためです。
(※肉質が悪くなったり、産卵数、牛乳の生産量が減少します)
室内飼いの猫の場合も、温度と湿度で計算される、「不快指数」を意識すると、快適さを保つことができます。
不快指数とは
不快指数は、気温と湿度のデータを元に計算されます。
特定の数値を超えると「不快」を感じるとされています。
具体的には、気温(℃)と湿度(%)を用いて以下の式で計算されます。
不快指数(THI)=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3
と、計算が煩雑なので、気温と湿度を入れるだけのツールを作りました👇
不快指数が70以上になると、人間や家畜は不快感を感じ始め、75以上になると約半数が、80以上ではほとんどの人や動物が強い不快を感じます。
① たとえば、気温30.9℃、湿度65%の場合、

不快指数は81.92で、かなりの高値です。

② たとえば、気温28.3℃でも、湿度が42%なら、

不快指数は74.98で、不快感は軽度です

③ 気温が27.6℃でも、湿度が高めの63%の場合、不快指数は75を超えます。


夏場の高温多湿の状況下で不快指数が上昇しやすいので、温度だけではなく湿度に対しても配慮が必要です。
不快指数の考え方は、室内飼いの猫にも応用できます。
猫はもともと砂漠地帯を起源とする動物ですが、飼い猫さんは空調の効いた室内で過ごしています。
高温多湿の環境が続くと、猫も熱中症や脱水症状を引き起こすリスクが高まります。特に高齢猫や持病を持つ猫は、温度管理が非常に重要です。
エアコンの冷房・除湿機能を使用して、適切な室温(25〜28℃)と湿度(40〜50%)を保つことで、快適な環境をつくることができます。
不快指数を意識することで、猫さんにとって過ごしやすい環境を提供し、より健康で長寿を全うできるようサポートしましょう。
「Switch Bot」は、温度と湿度を外出先から確認する事ができます。
エアコンを遠隔操作することも可能です👇
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