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とある編集者による日々の観察 「キジバトの繁殖」

8月19日 発見
7:05
朝からキジバトがフジ棚の中に入ってくる謎行動。葉っぱの茂みの中でめっちゃ鳴く。写真のは周りでちょろちょろしている2羽目の個体。初夏から夏に見られるから、暑いとき涼みに来てるのかと思ったのですが、そうでもなさそう…。巣作りできる場所ではないと思うんだけど。

庭のフジ棚です。

7:14
あ、枝咥えて来た。巣づくりか!

キジバトは雄雌分かりませんね。

7:19
ネコがかぶりつきです。

15歳です。

11:58
巣材がめっちゃ散らかってる(笑)

落としても気にしないみたいです。


8月20日 巣作り
庭のキジバトは、昨日の午前中はえらい勢いで巣材を運んでは散らかして午後にはいなくなりました。今日は、朝からやって来て、少し巣材を運びつつ、メスが巣に鎮座するものの、やっぱり午後にはいなくなります。さて…。


8月22日 産卵?
昨日も午後になると巣からいなくなったのですが、夕方には戻ってきました。今朝も巣に鎮座し、巣材をバンバン持ってくることはなくなりました。産卵したのかな? ちなみに窓から1メートルぐらいの距離です。

窓越しでもこっちを気にしますね。


8月25日 抱卵
今週の月曜からキジバトが抱卵に入ったようです。写真は代わり映えがしないのでキジバトを観察する猫で失礼します。図鑑jpで『原色日本野鳥生態図鑑』と『バードリサーチ生態図鑑』を巡回。ほほう…抱卵は雌雄共で朝晩に交代しているのか!おもしろい!

うちの黒豹が気にしています。


8月29日 天敵襲来
16:43
なななななんと!キジバトが巣を作っているフジ棚に向かってアオダイショウが登っていく!ええ!わかっているのか?!いや、初めて庭でアオダイショウを見たんだけど…。あーーー!!

びっくりしました。

18:09
妻の緊急対策。

ヘビ返しです。


9月5日 孵化
帰ったら妻が。まったく予定通りだな。

宝物が増えました。


9月9日 子育て
8:35
孵化4日目。朝から親がいません…。昨日はふつうに交代してたんだけどな。雛が大きくなって、夫婦でエサ取りに行けるようになったのか、放棄か?親の居ぬ間に失礼して棒カメラ?で撮影。

産毛?が黄色っぽいな。

9:32
いつもの雌雄交代時間ぐらいに親が戻ってきました!(よかった)。とたんに「おごごごごご」が始まりました。ピジョンミルクなんだろうか? そして………雛は2羽っぽい。

肝心なところが葉っぱで隠れた。

◉補足:ハトはオスもメスもミルクを出して子育てする。
卵からかえったヒナは、その日のうちに、親の口からミルク(ピジョンミルク)を吐き戻してもらって食べ始める。面白いことに、オスのそ嚢もヒナができると肥厚してピジョンミルクができるようになる。雌雄ともにヒナにミルクを与えて育てるのだ。

『となりのハト』(著・柴田佳秀, イラスト・マツダユカ, 山と溪谷社)p.31-32


9月13日 ヒナ育つ。
窓の外で、キジバトの雛たちがすくすくと育っています。恐らく来週後半には巣立ちと思われます。(ブチョーw)

独特な……感じですよね。


9月17日 解像度が上がる
庭のキジバトを観察していて良いことのひとつは、街を歩いていてキジバトの巣を発見できるようになったこと。街路樹のクスノキで発見! 解像度がちょっとだけ上がったな(笑)

子育てに成功したかどうかは不明です。


9月22日 巣立ち
10:44
本日、無事2羽のキジバトが巣立ちました。8月19日に巣作りに気づいて、22日に抱卵開始。14日後の9月5日に孵化。そして、孵化して17日後の9月22日に巣立ちました。約1ヶ月間、興味深く楽しい日々でした。写真は巣立ち前日のヒナたち。顔が最後まで黒いんだな。ありがとう。

顔以外はすっかり大人な感じです。

14:00
あれれ??まだ…いるな。親も来た。あれれ?(笑)

14:30
朝は親が来てたんですが、川に歩きに行って午前10時前に帰ってきたら、巣に1羽もいなかったんですよ! 空いた巣の写真も撮って…あ、いた!!巣から離れてフジ棚を移動してたんだ!あー、すみません。早とちりだったみたいです(笑)

ぜんぜん気づきませんでした(笑)。


9月23日 今度こそ巣立ち

覚悟が感じられる表情。

今朝、確かに巣立ちました。本当です(笑)。朝一には2羽とも巣から離れた枝にいて、昨日の巣立ち誤解事件は「巣から離れて過ごすフェイズ」なんだなと思っていたら、気づいた時には2羽とも向かい家で親から餌もらってました。しばらくしたら家の裏にトコトコと歩いて消えていきました。

元気で。


                  (ブチョーw@yamakei_ikimono)