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散歩道で出会える、身近な花のぬりえ本ができました

ボタニカルアートの第一人者、おくやまひさしさんが描く、散歩道で出会える身近な花28種を収録したぬりえ本『季節を彩る散歩道の花ぬりえ』。鮮やかな色彩の原画をお手本に、初心者でも手軽に、バラエティに富んだ花のぬりえが楽しめます。彩色は色鉛筆と水彩絵の具、どちらにも対応。季節を彩る花を、より身近に感じられる1冊です。

『季節を彩る散歩道の花ぬりえ』64P  定価1430円(本体1300円+税10%)
2023年4月3日発売

【収録している花】
ツバキ レンゲソウ ボケ ソメイヨシノ サトザクラ ジンチョウゲ ガーベラ ナノハナ ヒナゲシ ムラサキツユクサ ムクゲ カイドウ デルフィニューム タンポポ スイセン トルコギキョウ オオマツヨイグサ カタクリ オオムラサキ パンジー タチツボスミレ カンアオイ グラジオラス ナンバンギセル ヒガンバナ ツワブキ キダチアロエ シクラメン 全28種

さっそく塗り絵にチャレンジ!

ぬりえのはじめの一歩は画材選びから。本書に掲載しているおくやまさんの元絵は水彩絵の具で描かれたものですが、ぬりえ入門用におすすめしたいのは水彩タイプの色鉛筆。ふつうの色鉛筆でも描けますが、水筆で色をぼかしたり、グラデーションがつけられる水彩タイプがベターです。

色鉛筆(水彩タイプ)

おすすめは、三菱ペンシル「uni」の水彩色鉛筆24色セット(水彩筆付き)。赤・青・黄・緑系のバリエーションが数本ずつ入っていて、ぬりえ入門用として好適。参考価格:4664円
買ったばかりの色鉛筆は先端が太いので、まずは鉛筆削りで先端をとがらせましょう。
先端を細くすることで、細かい部分から広い面積まで塗りやすくなります

水彩絵の具

サクラマット水彩絵の具15色セット。薄く溶くことで透明感を出したり、濃いめにして
ムラなく均一なタッチにしたり、色みを自在に調整できます。15色は少なく感じますが、
色を混ぜることで、微妙な色合いも再現可能です。参考価格:1000円程度
筆は中太の丸筆〜細い面相筆まで、4種類程度を使い分けます。丸筆は大きめの花びらや葉の薄い色での下塗りや、水筆にしてグラデーション用に。面相筆は細かい部分の彩色やアクセントづけに欠かせません。水彩色鉛筆/水彩絵の具を問わず使えるので、まとめてそろえておきましょう

色鉛筆&水彩絵の具・塗り方のコツ

まずは薄めの色を全体的に塗っていきます
水筆でなじませながら、徐々に濃い色で濃淡をつけていくと、立体感が出てきます。
色鉛筆で塗った部分を、水筆でさっとなでるだけで雰囲気が出てくるのが水彩色鉛筆の魅力
水彩絵の具も色鉛筆と同様、薄い色から塗っていき、濃い色を重ねていきます
葉の彩色も花びら同様、薄い色から塗りはじめて濃い色を重ねていきます

咲いている花を眺めたり、写真を見るだけでも心が華やいで楽しいですが、自分で彩色してみると、花や葉のつき方や色味など、いろんな気づきがあるはずです。色の濃淡だけでなく、混ぜた色を使うとより自然に近い微妙な色みが表現できたり、おもしろい効果につながります。イメージした色と違っても、味のひとつになることも。思いのままの彩色を、ぜひ楽しんでください。