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霊がわたしを駆り立て:聖書をめぐる旅 4/8

4/8 (金)
 ヨブと3人の友の論戦の中にエリフという若者が入ってきます。
エリフ曰く、霊がわたしを駆り立てて語っています。イザヤ書は、頭(かしら)の大切さを考えてみました。 

ヨブ記32章

2さて、エリフは怒った。この人はブズ出身でラム族のバラクエルの子である。ヨブが神よりも自分の方が正しいと主張するので、彼は怒った。
8しかし、人の中には霊があり
悟りを与えるのは全能者の息吹なのだ。
18言いたいことはたくさんある。
腹の内で霊がわたしを駆り立てている。
19見よ、わたしの腹は封じられたぶどう酒の袋
新しい酒で張り裂けんばかりの革袋のようだ。

 エリフの表現は、特徴的です。
腹の中で霊が自分を掻き立てる。
霊が宿る場所は、腹なのでしょうか?
胸騒ぎがするという言葉もあるように、私は胸のような気もします。
人間の体には、脳以外にも考える場所があって、その一つが腹であり、胸(心臓)であるという話を聞いたことがあります。
内なる聖霊様が、張り裂けんばかりに暴れる様子を私は体験したことはありません。
ただ、聖霊様は謙虚に、必要なときに、ささやいて下さるような方だと思っています。
今日も、聖霊様、語ってください、教えてください、一緒に歩みましょう。
ハレルヤ!感謝します。

イザヤ書7章

8アラムの頭はダマスコ、ダマスコの頭はレツィン。
(六十五年たてばエフライムの民は消滅する)
9エフライムの頭はサマリア
サマリアの頭はレマルヤの子。
信じなければ、あなたがたは確かにされない。」
10主は更にアハズに向かって言われた。 11「主なるあなたの神に、しるしを求めよ。深く陰府の方に、あるいは高く天の方に。」
12しかし、アハズは言った。
「わたしは求めない。
主を試すようなことはしない。」

 ユダのアハズに、イザヤが敵国の連合を恐れるなと語っています。敵国アラム、そしてエフライムの頭は人間である。あなたの頭は、主なる神ではないか、と。イザヤは、主なる神に求めよと語りますが、アハズは主をためさないと最もそうな言葉で、主に訪ね求めることをしないと言っています。

 この時に、イザヤはインマヌエル預言として、処女が身ごもって男の子インマヌエルを生むことを語ります。同時に、ユダに対して、ハエ(エジプト)とカミソリ(アッシリア)による恐ろしい時代の到来を警告しています。

 人間の頭に頼るアハズに対して、主を信じる民に頭なるキリストの誕生が預言されていることから、頭の大切さを思いました。今日教会の頭がイエスキリストであり、頭があって様々な役割をする体があります。頭なる方がへりくだって歩む、頭なる方が友のために命を捨てる、頭なる方が子どもたちを自分の元に呼び寄せる。自分の感覚ではなく、頭なる方に倣うという道が用意されていることに感謝します。
 ただ、イザヤの語るアッシリアによる禍の警告は重く、現代では終末への警告のようにも感じます。


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