レボビット（心）を持って：聖書をめぐる旅　10/2

10/2（土）
緊急事態宣言があけて2日目、空はいつもの水色です。
今日の聖書箇所は、異母兄弟同士の争いとそれを知る父の気持ちを、詩編からはシーン（別れ、勝利）が思い浮かぶような御言葉から学びました。

サムエル記下13章

アムノンはタマルに言った。「料理をこちらの部屋に持って来てくれ。お前の手から食べたいのだ。」タマルが、作ったレビボットを持って兄アムノンのいる部屋に入り、 11彼に食べさせようと近づくと、アムノンはタマルを捕らえて言った。「妹よ、おいで。わたしと寝てくれ。」

→ダビデの子アブサロムの妹にタマルという妹がおり、ダビデの（異母）子アムノンはタマルを愛していた。タマルへの思いが強まり、アムノンは病気になりそうになった。そこで、知恵をもらってタマルを自分の部屋に招いた様子が上のシーンです。
　この後、タマルとアムノンの間は断絶し、やがてアムノンはタマルの兄アブサロムによって殺害されます。アブサロムは逃亡します。
　若さゆえのアムノンの愚かさ、王に頼まれただけのタマルの悲劇、タマルの兄の怒りの行動、これらのことは結局ダビデの3人の子どもたちを失うことにつながります。もうちょっと広い世界を見ようよ、と傍から見ると思うのですが、これらを見ている父であるダビデの心境はどうなのでしょうか。人間世界の悲劇をすべてご覧になっている創造主なる神様の心を考える時となりました。

詩編20章

2苦難の日に主があなたに答え
ヤコブの神の御名があなたを高く上げ
3聖所から助けを遣わし
シオンからあなたを支えてくださるように。

→この御言葉は、誰かを遠くに送るときの祈りのようにも
感じました。この世に巣立つ時、今まで守ってくれた父や母の元を離れ、自分のちからでやっていくことになります。
一人しかいない、苦難の時に、
いつも神様が共におられ、助けてくださるように！というのは、
父や母の祈り、友の祈り、仲間の祈りのように思います。

我らがあなたの勝利に喜びの声をあげ
我らの神の御名によって
旗を掲げることができるように。
主が、あなたの求めるところを
すべて実現させてくださるように。

→この御言葉は、未来ビジョンのように見受けられます。
この地に、主の旗を掲げる。すなわち、神様の持ち物であることを公に表す時が来るということだと思います。
キリストが再臨される時、私たちはその前触れとして、
生活や仕事の場で、この主の旗として喜んで働きたいと思います。

　今日も、このnoteをご覧の皆さんに、神様の助けがありますようにお祈りします。