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tarorororo
その壁は倒れるぞ:聖書をめぐる旅 6/17
6/17(金)
神様は人間のたましいを魔術から解放し、心の中に神様の場所を用意している人を求めておられます。神様が人間とともに歩むという一番最初のかかわりを求めておられるように思います。
エゼキエル書13章
2-3「人の子よ、イスラエルの偽預言者どもに預言しなさい。彼らは自分勝手に幻を考え出し、わたしが何も語らないのに、わたしからのお告げだと主張している。そのような者はのろわれるべきだ。
10まことに、この悪者どもは、『神は平安を下さる』と言って、わたしの民を惑わしている。彼らに平安を与えることなど、わたしの計画には全く入っていない。わたしの民はもろい壁を建てているのに、偽預言者どもはそれをほめそやし、しっくいで上塗りをしている。
11その者たちに、『その壁は倒れるぞ』と警告せよ。大雨が土台を浸食し、大粒の雹と激しい風が壁を打ち倒す。 12壁が倒れると、人々は、『なぜ初めから、それではだめだと注意してくれなかったのだ。なぜ、上塗りをして欠陥を覆うようなことをしたのだ』と叫ぶ。 13壁は必ず倒れるのだ。」そう主は言います。「わたしは怒りの嵐と洪水と雹とによって、壁をなぎ倒す。 14しっくいで上塗りした壁を打ち壊す。壁はおまえたちの上に倒れて、おまえたちを押しつぶす。その時、おまえたちは、わたしが主であることを知る。
20主は語ります。「おまえたちがわたしの国民のたましいを魔術にかけているので、おまえたちを押し倒す。わたしは魔術のひもを引きちぎり、かごの鳥を放つように、わたしの民を解放する。 21魔術のベールも引き裂き、おまえたちの手からわたしの民を救い出す。もう彼らは、おまえたちの餌食ではない。その時、おまえたちも、わたしが主であることを知る。
エゼキエル書14章
6-7それゆえ、神である主は次のように警告します。「悔い改めよ。偶像を打ち壊し、心の中で偶像礼拝をすることをやめよ。主であるわたしは、イスラエル人でも、イスラエルに住む外国人であっても、わたしを拒んで偶像を礼拝していながら、わたしの助けや助言を求めて預言者のところへ来る者を必ず罰しよう。
14たとえノアやダニエルやヨブが、今ここにいたとしても、本人だけがその思いや行いの正しさによって救われるだけだ。だれも、ほかの者を助けることはできない。わたしはイスラエルの残りの者を滅ぼす。」このように主は言います。
19-20あるいは、わたしがこの地に憤りを注いで疫病をはやらせ、その災害で人間も動物も死ぬとき、たとえノアやダニエルやヨブが生きていたとしても、わたしが言うとおり、その思いや行いの正しさのゆえに救われるのは彼らだけだ。」
21主は語ります。「戦争とききん、どう猛な野獣と疫病、この四つの厳罰がエルサレムに下り、すべての生きものを滅ぼそうとしている。 22もし生き残る者がいて、バビロンに捕囚の身とされているあなたがたのところへ来たなら、あなたがたは自分の目で、彼らがどんなに悪い者であるかを見て、わたしがエルサレムを滅ぼしたのは当然だと認めるだろう。 23彼らに会えば、起こるべきことがイスラエルに起こったのだとうなずくことだろう。」
南ユダの末期の状態がこれらの章からうかがえます。
外側は白く立派な壁に守られているようですが、ひとたび嵐が来るとそれらはあっという間に倒れてしまいます。
預言者が、神様がしめされたのではない幻を預言し、危機を伝えないこと。
そして、人の心に魔術をかけて縛っていること。
心の中で偶像礼拝をしていること。
そうです、神様は外側ではなく内側をご覧になる方です。
戦争、飢饉、獰猛や野獣と疫病をもって、エルサレムに厳罰を下されます。
神様が自らの民をここまで追い詰めるのは、真の意味での悔い改めと、神様への立ち返ることを求めておられるのだと思います。
正しい者はいない、一人もいない・・・。
ただ、神様は逃れの道をご用意してくださいます。