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人は、どうして苦しみもだえなければならないのか:聖書をめぐる旅 3/14
3/14(月)
試練や苦難の中にいる人の叫びがヨブ記にはあります。
ある意味、人生そのものが試練のようで、その疑問や怒りが神様ご自身に向かっています。
コヘレトの言葉からは、目的なく集める仕事の空しさを学びました。
ヨブ記7章
1人は、どうして苦しみもだえなければならないのか。
人の一生は、奴隷の日々のように長く苛酷だ。
11頼むから、私の苦しみをわかってほしい。
悩み苦しんでいる私に、気がすむまで語らせてほしい。
15こんな状態がいつまでも続くくらいなら、
ひと思いに締め殺されたほうがましです。
16もう生きていたくなんかありません。
17人とは何者なのでしょう。
神がわざわざ時間をかけて
苦しめるだけの値打ちがあるでしょうか。
ヨブの言葉を読み進めると、この世を生きる苦しみが
わかります。
「今の現状に目を向けると、もうこの苦しみ、生きる苦しみから
解放してください。
誰も、私の気持ちをわかってくれないのです。
もう生きていたくないです。
神様、どうしてそんなに私を痛めつけるのですか!」
最終的に怒りが神様に向かっています。
これは、私にもよくあることです。
何故、こんなことがあるんですか!神様!
それに対する答えがないときもあります。
ただ、神様は逃れの道を用意してくださる方であることを信じて、
今日なすべきことを、今日するだけです。
神様の知恵は、私の想像をはるかに超えて、意味のあるものです。
コヘレトの言葉2章
26神は、善人と認めた人に知恵と知識と楽しみを与えられる。だが悪人には、ひたすら集め積むことを彼の務めとし、それを善人と認めた人に与えられる。これまた空しく、風を追うようなことだ。
今日みつけたのは、この御言葉です。
善人には、知恵と知識、そして楽しみが与えられますが、
悪人には、これをただ集めて積むことが務めとなり、やがてそれらは善人に与えられる。
今やっていることの意味が分からず、結果として集めていることは善人に用いられる。
太陽の下で起こることだけに目を向けると、空しいこと、理解できないことがいっぱいあります。
神様の視点から、何が目的なのか、私たちに与えられている役割が何なのか、確認しつつ歩みたいと思いました。
ただ、どれだけ知識知恵を集めても、自分のために用いられれないということに、この世のむなしさがあることがわかりました。