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口を大きく開けて:聖書をめぐる旅 6/11

6/11(土)
エゼキエルという名前は「神は励ます」という意味があるそうです。
バビロン捕囚の最中に、預言者とされたエゼキエルは、川のほとりで幻を見ます。  

エゼキエル書1章


1-3ブジの息子である私エゼキエルは祭司でしたが、バビロンに連れて来られた捕囚のユダヤ人の一人として、ケバル川のほとりに住んでいました。第四の月の五日、突然、天が開いて、私は神からの幻を見たのです。その時、私は三十歳になっていました。
9この四つの生きものは翼を連ねて、曲がらずにまっすぐ飛んで来ました。 10それぞれの顔は、正面は人の顔、右側はライオンの顔、左側は牛の顔、背面はわしの顔でした。
26生きものの頭上の空高く、壮麗な青いサファイヤで作った王座のようなものがあり、人間の姿に似た方が座っていたのです。 27-28その方は、腰から上は、火のように照り輝く、燃える青銅のように見えました。腰から下は炎に包まれ、その方の回りには虹のような輝きがありました。このように、主の栄光が示されたのです。これを見て、私は地にひれ伏しました。そして、私に語りかける方の声を聞いたのです。

エゼキエル書2章

3「人の子よ、あなたをイスラエルの国、すなわち、わたしに反逆している国に遣わす。彼らも、彼らの先祖も、この時までわたしに罪を犯し続けてきた。 4彼らは恐ろしく強情で頑固者だ。それでもわたしは、神である主のことばを伝えるために、あなたを遣わす。 
7彼らが聞こうが聞くまいが、あなたはわたしの言うことを語れ。もっとも彼らは、骨の髄まで反逆者だから聞かないだろうが……。
8人の子よ、わたしが語ることを聞け。あなたが反逆者になってはならない。口を大きく開けて、わたしが与えるものを食べるがいい。」

 エレミヤ書は、バビロン捕囚前の警告の書でしたが、エゼキエル書は、捕囚された先で預言者に選ばれたエゼキエルが語っています。これは、警告もありますが、やがて捕囚から解放される希望のメッセージでもあります。
 ところで、天使の幻、そしてその上に栄光の姿の方の幻を見たら人はどうなるのでしょうか?まして、その方が、あなたを任命してユダヤの民に遣わすとは?私なら、幻をまっすぐ自分へのメッセージとして受け止め、そのとおりに動けるか自信がありません。「まぼろし~ッ!」と無いことにしたくなるのではと思います。ただ、冗談では避けられないような真実味と迫りがエゼキエルをうごかしたのかもしれません。
 しかも、神様がエゼキエルを遣わすうえで、ユダヤの民はは恐ろしく頑固者だと伝えています。従順な民のところに遣わされる預言者というのは、少ないのかもしれません。
 ここでは、口を大きく開けて食べよと命令されています。
ここでいう食べ物とは、神様の御言葉でしょうか。
「大きく口を開けよ、私が見たそう。」(詩編81篇)
今日もこの御言葉の恵みの中にあることを感謝します。
主は、心を広くすること、大股で歩みをすすめること、領域を広げることを約束してくださいます。


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