ひざまずかず、敬礼せず:聖書をめぐる旅 2/28
2/28(月)
エステル記は、シナリオ風に書いてみました。
箴言は、無知の時代の私の人生を振り返ってみました。
エステル記3章
王宮の門にいる役人は皆、ハマンが来るとひざまずいて敬礼した。王がそのように命じていたからである。しかし、モルデカイはひざまずかず、敬礼しなかった。
王宮
集まっている大臣たちの前で、ハマンが王に報告している。
王が、それに耳を傾けている。
王「よくやった、ハマン」
ハマン「は!」
王「大臣たちよ、これからは私の考えはハマンに伝える。このハマンの言うことを聞け」
大臣たち
王「彼に会う時は、ひざまずいて敬礼するように!」
王宮の門
モルデカイが立っている。
ハマンが門から出てくる。
周囲の者は、ひざまずいて敬礼する。
モルデカイは、立ったまま会釈をする。
ハマン。
ハマンの心の声「なぜ、この男モルデカイは俺様にひざまずいて挨拶をしないのだ?王が命令しているのに!」
ハマン「あの者は、どこの民族だ?」
部下「ユダヤ人でございます」
ハマン「あのエルサレムから連れてこられた民族か?」
ハマンの声「捕囚の分際で私に対するあの態度は何だ!あのモルデカイだけでなく、ユダヤ人全部を根絶やしにしてやる」
王宮の庭
王とモルデカイ
ハマン「王様、一つご報告がございます。わがペルシャ国の中に一つ独特な民族がいます。
国中に分散して住んでいますが、独自の法律を持ち、王の法律に従いません。彼らをそのままにしておくと、苦にの秩序が保たれません。
ワシュティ王妃のように、あたなたの命令に従わない民が次々と現れるともかぎりません」
王「ん」
ハマン「もし、御意にかないますなら、彼らを根絶やしにする勅令を作ります。私は、銀貨1万キカルを官吏たちに支払い、国庫に納めます」
王「よろしい、銀貨はお前にまかせる。その民族はお前の思うようにしてよい」
ハマン「は!」
羊皮紙
筆で文字が書かれていく。
文字の最後に、王の印が押される。
「12月13日、ユダヤ人は老若男女を問わず一人残らず死刑。その持ち物はすべて没収すること。 クセルクセス王」
執務室
モルデカイに耳打ちする部下。
門
モルデカイが立っている。
王の急使がその横を、すごい勢いで飛び出す。
モルデカイ、ふと振り返る。
箴言19章
3人は無知によって自分の道を滅ぼす。
しかも主に対して心に憤りをもつ。
→
無知とは、知らないことです。
この世が偶然の産物で、自分が偶然生まれたものだと思っていた時は、この世に神様が存在することを信じていませんでした。
神社にいけば、神様がまつってあり、家には神棚があり、確かに伝統的にそれを祭っていましたが、私の人生に大きくかかわる存在ではありませんでした。
創造主なる神様を知らぬ人生は、自分の力だけが頼りの人生です。
人のためになることを、両親から学びましたが、人のためを思ってやればやるほど、自分の中に愛がないことを思い知り、いつも心の中は、すっからかんでした。
人生の荒波や苦難の意味を深く知ることもせず、ついていないとか、運が悪いと思っていました。
オーマイガーとは言いませんでしたが、なんで自分の人生は、空しいのだ、と思っていました。
無知とは、創造主なる神様を知らず、救い主なる神様が私個人に関わってくださる方であることを知らないことを言うのだと思いました。
今はどうかって?
少なくとも、まったくの無知ではありません。
感謝します。
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