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位山 源流米の栽培日記 2024

ファームやまじんの「位山 源流米」  今年も豊かな実りに感謝

2024年の米造りは、位山に最後の残雪が残る4月にスタートしました。
前年の刈り取り後に漉き込んだ稲ワラは、いい感じに分解が進んでいて、
畔塗、荒くれの行程を経て行う代掻きが田植前の「化粧直し」となります。

土が湿りすぎても乾きすぎても、きれいな畦にはならない
代掻きできれいに均平した圃場、大変よくできました!  
一之宮の誇り「臥龍桜」も位山の雪解け水で満開に

日増しに成長する元気な苗

田植後の水管理は家族の共同作業。朝のうちに水をあて、頃合いを見計らって水止め。対象の圃場は航空写真の記号で共有しています。
この水管理の丁寧さが、苗の健やかな成長や雑草の発生にも直結するので手を抜けない。

近場はアルファベット、遠い圃場は数字で管理
田植後2週間  ぎゃあ 株間に雑草がぁ!
1か月でここまで成長 この後中干しに移行

2年連続の暑い夏 高山では122年振りとなる遅い猛暑日を更新

今年の暑さも農家泣かせ。記録的な暑さとになり、去年と同様刈り取り時期は大いに悩みました。出穂(穂が出そろう時期)からの累積気温が950度の目安を超えたところで、思い切って刈り取り。当地では最速の選択です。

日中は猛暑日でも夜は涼しい一之宮の秋

お米の美味しさって?

昨年から始めた有機栽培。といっても有機系の元肥と大量のケイ酸投入による簡易的な施肥設計なので、美味しさに影響するのはまだ数年かかるかもしれません。
当面は暑い日中と涼しい夜、それに何と言っても位山の源流水で健やかに成長する、ストレスのない環境が美味しいコシヒカリを育ててくれます。
昨年のお米のスコアは味度値、食味値ともまずまずの水準。
そして何よりも、届いたアンケートの結果に勇気をもらいました。「わかりやすい美味しさ」を目指して来年も位山源流米の栽培に精進します。
今年のお米は、暑い気候を警戒していつもより早刈りしたため、例年より淡泊な仕上がりのようです。

※昨年の感想から抜粋 (嬉しい 涙がでそう)

  • 炊飯器を開けるとお米のツブがハッキリしてツヤツヤで美味しそうでした。味も美味しく一粒一粒味がしっかりしてて旨味が最高でした。 子供がご飯を食べた瞬間から(これ美味いわー、はいおかわり❤︎)とさっそく2杯もおかわりしました!家族皆がお米を食べるのが楽しみになりました!

  • 甘みがあり余韻もありました。 子供がいつものお米と違うと三杯も食べました。

  • つやつやで見た目から美味しそう!と感じました。また、噛むほどに旨味が口の中に広がりおかずが要らないほどです。お昼に食べた冷えた塩おむすびが最高でした。塩だけで十分で!!

  • 本当に美味しかったです。噛めば噛むほどご飯一粒一粒の甘みを感じ、久しぶりにご飯をおかわりしました。それほど美味しくいただきました。また白米だけでなく、十六穀米も試したところ更に甘味が増して美味しかったです。

  • 炊き立てはもちろん美味しいですが、冷めても美味しかったです。

  • 位山源流米を炊いたことを忘れていましたが、いつもよりつややかで、格段に美味しくて気づきました。

  • お米だけでおいしい。甘味がぎゅっと詰まっていて、味見だけのはずが炊き立てのご飯をお茶碗小盛りくらい炊飯器のまま食べてしまいました

  • 冷めてからも美味しく、残りご飯で作ったチキンライスにも、位山源流米の美味しさがしっかり残っていて、凄いお米だなぁ〜と感動しました。

  • お米のつやともちもち感がすごい!と思いました。 お米を食べている…ということが実感されて、幸せな気分になりました。

※今年もご賞味いただいた皆様の感想をお待ちしています。
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少し商売っぽく

評価が安定してきたら、来年以降の高山市のふるさと納税への出店を検討します。そうすることで周囲のお知り合いにご紹介しやすくなればと思います。また、当地の電子地域通貨「さるぼぼコイン」の加盟店となりました。

昨年2023年の栽培日記はこちらから
https://note.com/yamajin654/n/n851324e6ad7d

ファームやまじん

岐阜県高山市一之宮町
yamajink@gmail.com

去年のシールがあるのでそのまま使います
在庫がなくなったら紙製に変更予定

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