トクサツガガガ#1 ハコ書き
○オフィス(夕方)
仕事を終え帰ろうとする仲村叶(26)を、同僚の女が飲みに誘うが断る。
飲みに行けない理由を聞くが、仲村答えれずに急いで帰る。
○仲村(自宅)
仲村、特撮番組の獣将王「ジュウショウワン」を一人、部屋で見る。
N「こんにちは。仲村叶(26)特オタですです-」
獣将王「ジュウショウワン」の録画を見ながら悶える仲村。
「かっこよすぎか!!」
○回想
叶(小学生)頃に母親から、特撮の趣味を嫌がられる。そのせいで、特撮の趣味を卒業する。
○再び仲村(自宅)
部屋には無数の特撮コレクションで埋め尽くされている。
○オフィス(昼)
同僚と昼ごはんを食べながら話をする仲村。
「昨日はどこにデート行ったの?」
話題をはぐらかし、用意した手作りの弁当を食べている仲村。
仲村の弁当を絶賛する同僚達。
仲村M「私は節約してDVDを買いたいだけなの!!」
○女子トイレ(昼)
個室トイレに駆け込む仲村。
友人の彼氏がアニオタである事を隠していたと、話している同僚達。
その会話を複雑な顔で聞いている仲村。
仲村M「自分の好きなモノを悪く言われたり、嫌われたりするのって、ものすごく怖いことなんだよ…」
○電車(夜)
混雑している車内。
疲れた顔で同僚の小野田(男)と座っている仲村。
電車のドアが空き、年寄りの夫婦が入ってくる。
見て見ぬふりをする仲村と小野田。
○妄想
仲村の妄想の中で、ヒーローの「シシレオー」の登場。
シシレオー「自分が苦しいことは、弱いものを見捨てていい理由にならない!」
仲村感情の高まり。行動へ移る。
○再び電車
年寄りの夫婦に席を譲る小野田と仲村。
年寄りの夫婦喜んで座る。
仲村の行動に憧れる小野田。
小野田「どうしたら、先輩みたいになれますか?」
優しく諭す仲村。
○妄想
「シシレオー」に向かい親指を立てるボースをする仲村。
「シシレオー」も同じポースをする。
○再び駅(階段)
辺りを見渡し、「シシレオー」のようにジャンプをして階段を外す仲村。
階段を踏み外し、転ぶ。
さきほど、席を譲った老夫婦に助けられる。
終わり