遠山郷の暮らし その2~自然農法、はじめました~
みなさん、こんにちは!やまかんの遠山です!
突然ですが、
畑をはじめました。
きっかけは、Iターン者でやまかんライターの玄さんの話を聞いたことでした。なんでも、「自然農法」「不耕起栽培」などと呼ばれる農法があり、その変わった農法を遠山郷でも実践してみたいとのこと。
何が何だか分からないものの「面白そう!」と、今まで全く興味の無かった農業に飛び込んでみました。
皆さんは「自然農法」や「不耕起栽培」といった言葉を聞いたことはあるでしょうか?
実は僕は玄さんに聞くまで殆ど聞いたこともありませんでした。
”自然”農法とは何ぞや?
そんな僕が自然農法について初めて抱いた感想が、
「農業ってこんなに手軽だっけ?」というものです。
自然農法を簡単に言ってしまえば、
「耕さない」
「水をやらない」
「雑草を抜かない」
「農薬・肥料を使わない」
の「無い無いずくしの農業」です。
僕はこの農法を初めて知ったとき、思わずこれを「手抜き農業」と言ってしまいました(笑)
しかし、この農法を知れば知るほど納得出来ることが沢山ありました。
農作物は”育てる”ものではなく、”育つ”というのがこの農法の基本的な考えです。
山の中で自然と植物が育つように、
自然の営みの中で作物が育っていくのが「自然農法」です。
次に、実際にどのように農業を行っているかご紹介します!
自然農法スタート!
今回は秋まきという事で、そらまめ・えんどうまめ・小松菜の三種類です。(借りた畑が3畝しか無かった為、ほうれん草は断念しました。)
まず、植えるのに邪魔な背の高い雑草と以前に育てられてた作物を根を残して刈り取ります。(土の中は極力手を入れないのが基本だそうです。)
そして、
土の表面には雑草の種が残っている可能性があるとのことなので、薄く土の表面だけ削り、そこに種を蒔いていきます。
豆類は種が大きいので数センチの穴を掘り、そこに蒔きます。
その後、種に土をかけ、最初に刈り取った草を土の上に被せます。
これにより、乾燥の防止・周りの極端な雑草の発達を抑える(敷いた草の下は光が差し込まない為、雑草が生えにくい)などの効果が生まれます。
以上。これで全てです。
あとは、水もやらず、草を抜かず、農薬や肥料もあげません。
正直、「大丈夫だろうか、、、?」というのが僕の感想でした。
しかし、自然農法は自然に身を任せること。
芽が出ても、芽が出なくとも勉強。自然に任せ、見守ることにしました。
そして、約10日後....
種を植えて数日は「出るかな?明日には出るかな?」とソワソワしていました。こんなにソワソワするのは、久々でしたが、そんな感覚もだいぶ薄れたある日。
何気なく畑を見に行くと、、、
は、生えていました!!
しかも三種類とも!
久々に感動しました。
植物って強いんですね。
人間の手を借りずとも、農作物は芽を出す。
当たり前のようでいて、不思議と農作物は人が手を掛け育てるものだと思い込んでいる自分がいました。
自分の中の常識が一部崩れた気がします。
この感動と勉強の場を与えてくれた、遠山郷の自然・玄さん・畑を快く貸してくださった地元の山崎さんに感謝です!
最後に、いまの農場の様子をご紹介します。
そらまめ
えんどうまめ
小松菜
どれもスクスクと育っております!
試行錯誤しながらの自然農法ですが、玄さんと頑張ってみようと思います!
それでは、やまかんの遠山でした!
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