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7.4. 地震と断層

地球の表面でプレートが押し合うことで、プレートの境界部分では、陸地の岩盤に割れ目ができてしまいます。この割れ目を断層と呼びます。もともとひと続きだった岩盤が割れ目にそってズレてしまうのです。この割れ目(断層)にそって岩盤がずれるときに岩盤が震動を初めて、地震が起こります。数十万年前(場合によっては260万年前)より新しい時期にできた断層は、将来もまた地震を起こす可能性があるので、「活断層」と呼んでいます。この活断層で発生する地震は、地下5〜20kmくらいの比較的浅い場所で起こるので、地上の建物や道路などにしばしば大きな被害を及ぼします。断層には、岩盤が下に落ちる「正断層」、上に持ち上がる「逆断層」、互いに左横にずれる「左横ずれ断層」、互いに右横にずれる「右横ずれ断層」があります。

地震本部 https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_fault/