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4.8. 月と文化

月は、地球に暮らすわたしたちにとって、身近な天体で、神話や伝説、詩歌や絵画などの素材にされてきました。月は、地球の周りを平均29.53日で一周しているので、もともと「ひと月」というのはこのサイクルを元にしています。この月の公転の間に、太陽と地球と月の位置関係は変わっていき、地球から月を見たときに、月に太陽の光の当たり方が変化していきます。これが月の満ち欠けです。日本人は、形の変わるそれぞれの名前を付けて、文化と関連づけています。例えば15日目の満月は、十五夜のお月さまです。本来の月見は、十三夜の月も見るのが風習でした。日本人の感性と文化は、地球や月の運動と深く関わっています。

厳松堂出版WebMagazine「月と月暦」参照 (地球だけ:いらすとや画像利用)