見出し画像

半田くんと学ぶ「萩ジオパーク」   ④ 萩の活火山

今回は、萩の活火山のお話をします。日本には、77の活火山が沢山あります。日本各地で噴火したニュースが伝わるので、どこにでもあるような印象を受けますが、中国・四国・近畿地方には、たった2つしか活火山がありません。島根県の三瓶山と、山口県の萩ジオパーク内にある「阿武火山群」の2つです。不思議な地域ですよね。そして、もう一つ不思議なのは、阿武火山ではなく、阿武火山群と呼ばれていることです。これは、一つのマグマから沢山の火山ができる「単成火山群」と呼ばれるもので、阿武火山群は、約200万年前から8800年前に噴火した40あまりの火山からできています。気象庁は、「過去1万年以内に噴火記録のある火山を活断層と定めている」ので、この阿武火山群は、活火山といて認定されているのです。この40あまりの火山は、単成火山で、一度噴火すると同じ場所では噴火しないとされています。従って、どの火山も小さくて可愛い形をしています。8800年前に噴火した最も若い「笠山」でさえ、次の噴火を恐れることなく、火口に立ち入ることができます。

画像は、萩ジオパーク推進協議会HPより
日本シームレス地質図V2を利用

山口の活火山のお話はいかがでしたか?次回は、山口県阿東地区の徳佐盆地のお話です。お楽しみに。