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3.2. 大気の構造
地球を覆っている空気の層(大気)は、4つの層に区分されています。地表から10 数km(9-17km)が対流圏で、他の層より水蒸気が多く含まれます。飛行機は、この大気圏の中を飛んでいます。対流圏の上で、地表から17-50kmが成層圏で、オゾン層を含んでいます。その上に中間圏を挟んで、熱圏が約800km上空まで広がっています。人工衛星は、熱圏を飛んでいます。大気は次第に薄くなって宇宙空間へと次第に変わって行きます。一般的には、大気がほとんどなくなる高さ100kmのカーマン・ラインより外側を宇宙と呼んでいます。従って、大気あるいは大気圏の厚さは、約100kmということになります。
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熱圏は約800km上空まで広がっていますが、大気圏は100kmまでなので、100kmまでとしました。