【凸凹と歩む】独特な言葉を作るのはASDの特徴?
今朝、Twitterを眺めていて衝撃を受けました。
ASDの人って、独特の言葉を作ることがある?
初めて知りました。けれど、思い当たることがいろいろと!
次男は自閉スペクトラム症(ASD)。
とことん得意なことと、とことん苦手なことがある、凸凹の激しい子です。
次男が徐々に語ってくれるようになった凸凹の世界について、そばで見ている親の立場からお伝えしていきたいと思っています。
ぼんごぼん
1~3歳ぐらいの子どもが言葉を言い間違えるのって、めちゃくちゃかわいいですよね。
長男は、紙おむつのパックを「ちかまろち(力持ち)」って言いながら運んでました。音が重なる言葉だと「たんぽぽぽ」「じょうきききかんしゃ」のように1個多くなったりして。かわいい。なんてかわいいんだ。
それに対して、次男の言い間違え方はなんだかレベルが違ってました。
たとえば、
ライオン→どーやん
さくらんぼ→ぼんごぼん
なんでこうなる?と不思議でした。
次男は小さいころ公文の「くだものやさいカード」が大好きで、よくめくらされていたのですが、
「ばなな!」
「りんご!」
「ぼんごぼん!」
って、さくらんぼだけが壊滅的におかしくて、それを聞くたびに、私も長男も笑っていたのですが、笑っている私たちを次男はいつも不思議そうな、納得がいかない顔で見ていました。
「え?何を笑っているのあなたたち?これはぼんごぼんに決まっているでしょ?何もおかしなこと言ってないよ、俺?」
という顔で。
ぶちんた
長男がくしゃみをすると、次男はよく
「ちょうなんくん、ぶちんた」
といっていました。
ぶちんた=ぶちん!と、くしゃみをした
という意味でしょう。表現としては面白いし、わかりやすい。こんな言葉が実際にあってもおかしくない。割と便利なので、皆で使っていました。
けれど、今思えばこれって完全に、次男の造語。
資料を探していたら、このような記述を見つけました。
言葉を組み合わせて,自分だけにしか分からないような造語を作る
文部科学省:高機能自閉症(High Functioning Autism)・アスペルガー症候群等
「対人関係やこだわり」に関するチェック項目一覧より(2003)
まさにこれじゃないですか。
うわわわわ。
次男に凸凹があることを知って4年目にして、初めて気がつきました。
言い間違いと造語は違う
長いこと、小さな子のかわいい言い間違いだと思っていました。
違いました。
独特の言葉は、ASDの特徴のひとつ。
お子さんが発している言葉は、凸凹のサインなのかもしれません。