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機能的に暮らしながら過ごしやすい家、心地よい家の在処を考える様に設計デザインの感度と勘所を丁寧に、例えば過ごし方に連動する価値観と暮らしを支える収納や生活習慣、家事の基本的機能レイアウト。

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を
設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※シンプルモダンなモノトーンで統一したLDKの設計デザイン事例


よく考えられた場所は
人の思考や人生に程よく寄り添います。

日常生活を支える
使い勝手の良い暮らしの空間。

※人の移動、動線を複雑化しない間取りと配置の構成


ある意味「高機能な住宅」。


※キッチンに立った時に景色を眺める事が出来る窓際の借景を活用したアイランドキッチン


その家庭に最適な答えを考える事。

どんなに美しい住宅でも、
日常生活の必要とされる「基本」に
きめ細かくこたえる事の出来る
使い勝手の良さがなければストレスは増すばかりです。


理想だけではなくて
理想と現実のギャップを
きちんと整理整頓した暮らしの空間。

現実の暮らしを
きちんと見据えているのかどうか?。

例えば適材適所の収納計画。

様々な生活シーンを考慮した
暮らしの空間と「動線計画」(室内での人の移動する計画)は、
僕たち建築家の
十分な経験と知識を生かす
腕の見せ所ですがそれと関連した
最適な答えとして
収納計画の重要性・・・・・。

※玄関土間・フロート型のカウンター式玄関収納


そこにはポイントがあって、
収納は適材適所ですが、
玄関収納の必要性・・・・・。


※カウンター収納の対面には扉付きの土間収納庫(引き戸式)


ここは単純にくつ置き場というだけでなく、
コート掛けや宅配荷物の一次置き場、
ゴミ出し前の置き場、
スポーツ用品、
アウトドア用品の置き場と
多目的に活躍します。

玄関土間側、
室内側両方から入れると更に便利です。

また外壁側にポスト口をつければ
外に出ることなく
この空間で郵便や新聞を受ける事が出来ます。

小さくてもマルチに活用出来る
とても便利なスペースだと
生活を支える適切な空間となります。

※キッチン背面には冷蔵庫と奥行をあわせた壁面型収納で家電類も隠せるようにレイアウト計画


そしてキッチンとパントリーの関係性。

キッチンまわりは
もっとも使い勝手に影響する
大事な場所ですが、
特にバック側の収納は大事です。

冷蔵庫と並ぶことが多い
キッチン背面の収納は
冷蔵庫の奥行きにそろえて600程度取り、
引出式で収納量を稼ぐ事も一つの方法。

その上を配膳カウンターとし
レンジなどの家電も
ここに置く事が多いかと思いますが
大事なのは「家電の置く位置とサイズ」。

種類によりますが、
家電のサイズを理解していないと
棚の選択を誤り
家電がはみ出るなんてことも
無いとは言えません・・・・・。

なので、家具やインテリア同様に
間取り計画の時点で
家電等のサイズと位置関係を
丁寧にプランの段階で
一体化しておく事は大切な計画性。

もしも棚の奥行が確保できない場合は
雑多な物を入れることが出来る
パントリーに家電収納があると
とても便利です。

キッチン背面もスッキリしますし・・・・・・。

但し、キッチンでの配膳や調理の「動線」を
しっかり理解して間取り計画に
落とし込む事が出来る
設計である事が前提ですよ。

※洗面化粧台は洗い場とカウンターが連動するタイプを採用して収納も多めに計画


そして洗面まわり・・・・・。

洗面室にはリネン庫を設ける計画性も
タオル類、各自の下着、
洗濯用品などの収納です。


※背面にはリネン収納として可動式の棚に収納容量を調整出来るタイプを配置

床付近・収納下部はフリーで家具をレイアウト出来る様に計画

幅60センチ程度でも
天井周辺まであればかなりの収納量です。

ここに洗濯機を置く場合も多いので、
ちょっとした
室内干しのスペースが取れれば
更に便利です。

あと、クローゼットですが、
余裕があれば
ウォークインクローゼットのように
人が出入りできるようにするのが
便利ですが、
そうでなくても簡単なつくりで
収納量を確保する方法があります。

※収納ユニット組み合わせ事例(ハンガー下は組み合わせ自由に)

基本的なつくりは
2m程度の高さに棚を計画し
その下にパイプをセットします。

※収納ユニット組み合わせ事例(ハンガー下は組み合わせ自由に)

半分ぐらいは
2段にパイプを設置すると
収納量が上がります。

引き出しなどをあまり作り込まず、
「既製品」などの
プラスチック引き出しや
ワイヤーバスケットを活用した方が
スペース効率がはるかによいですし、
コストパフォーマンスにも
優れています。

収納計画の基本は
あまり細かく「つくり込まない」事です。

細かい収納は市販の収納部材を
活用する事で「変化」にも
柔軟に対応する事が可能になります。

ただし、収納物によっては
きちんと「つくり込んだ方が良い」ものもあるので
目的ははっきりとさせておく事が必要です。

動線計画など打合せが大事ですが
動線計画とは日常生活の移動距離を
出来るだけ減らして
スムーズに活動出来るように
計画することが
メインの考え方ですから、
関連のあるスペースを
出来るだけ「単純な動き」が
可能に間取りを構成する事が重要。

特に皆さんが気になるのは
洗濯動線と調理関連の動線でしょうか。

難しいのは各家庭、
各個人によって
行動パターンがかなり違うことです。

本当によく打合せをすることが
大事になります。

各家庭には
結構今までの習慣、
思い込みの部分も多いです。

生活や暮らしをひも解く
時間の密度と意味も
設計の入り口には大切・・・・・。

間取りだけで
話しを完結させない
プロセスを踏んでいますか?

一度フラットな視線で
見直しする事も重要ですよ。

例えば、間取り構成に
細切れのような部屋構成と
大雑把なフリー空間の多いオープンなプランと
使い勝手は関係なさそうにも思えますが、
実はおおいに関係しています。

広々とオープンな空間は
小さく部屋ごとに区切られた空間より
はるかに掃除がしやすいと思いませんか。

そして動き回るにもスムーズ、
つまり動線計画的にも比較的優れています。

そして広々とした空間が
落ち着くという皆さんには
気持ちが良い空間にもつながります。

それがすべてではありませんが
空間の使い分けも含めて
融合させることもプランの手法次第。

それぞれの暮らしの文化と
価値観に対して
暮らしを豊かにしつつ
毎日の喜怒哀楽に
程よく寄り添う空間構成を整理整頓。

感性が揺さぶられるような
暮らしの空間、
選択と検証の結果に
居心地をゆだねてみませんか?

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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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