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ベッキーの気持ちが少しわかる

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#小説

ベッキーの気持ちが少しわかる2

ある日の深夜、ひどく酔っぱらって彼はうちに帰ってきた。

「なんか太郎さんと飲んでたらさ、好きな音楽一緒で。びっくりしたー」と言って上機嫌だった。かなりマニアックな音楽だったので、ジャンルや歌手名は覚えていない。

左手に持っていた袋に手を入れて「あおこのこと考えたらさ、やっぱりクロワッサンだと思ったんだよね」と種類の違うパンを4つほど出した。深夜に持ってきたので、遅くまで開いてるパン屋がこの辺に

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