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全日本マスボクシング選手権⑦東京都代表選考会 「DREAM DREAMS DREAM」
嬉しかった。
普段は自分がやるサポートの役目を、翔太や辰太郎、覚守慧がしてくれる。そして辰壱や香林がいてくれる。少し離れた場所で見てくれている彼らも、自分にとっては頼り甲斐のあるセコンドだ。
そして門下生の皆さんやご父兄の皆さんに見守ってもらってえている。
(ついに自分も一人のプレイヤーとしてやれるんだ…)
選手として"リングに上がる"という瞬間を初体験できること。
最高に胸が高鳴って、
全日本マスボクシング選手権⑥東京都代表選考会 「傷ついた蝶の羽」
小学高学年の試合が終わると、次々に社会人たちの試合が消化されていった。
香純ちゃんは前の章でふれたように、経験値のある相手に善戦をし惜敗、昌さんがしっかりと勝負を決めて全日本へのチケットを手に入れた。
山口がセコンドについた時に、昌さんはこういった。
「先生、手数ではなくてしっかりとステップを使っていこうと思います」
その言葉どおり、昌さんはステップで相手のパンチや動きを外して、しっかりと
全日本マスボクシング選手権⑤東京都代表選考会
第一試合。
目の前ではサスケが最高のパフォーマンスを繰り広げていた。
止まらないステップ、相手を確実に上回る回転力とタイミングのいいパンチをあらゆる角度から打ち込んでいた。
相手は二学年下だ。この差は出ても当たり前であろう。
しかし2Rを終えての判定は予期したものとはちがった。
会場からひくい疑念をしめす声が会場のあちこちでひびいた。
この声は、試合前に運営側から出されたあの言葉とは逆だった
全日本マスボクシング選手権④一心から無心へ
↓前記事より続く。
7/3水曜夜22:00、眠らない街渋谷。
東京都が一望できるホテルのトップ・ルーフ・バー。
自分が哲也さんと共に友香ちゃん、香純ちゃんを伴って、カウンターに予約を告げると、半屋外の貸切個室に通される。
そこで先に座っていた巨体の後ろ姿がむくりと立ち上がり、外あかりの逆光となったそのシルエットは、「押忍」と十字を切った。吉田さんだ。
吉田さんは"雄のスーツ姿"が似合う。
全日本マスボクシング選手権③ 〜志の拳(また出会うことを信じて)
↓前記事より続く。
マスの全日本選手権の話が
マスの東京都大会の話へ
そして3回目には4月29日の東京都UJ王座大会へと戻る。
まるで付き合う前に、自分恋愛史を全て語って聞かせる面倒なヤツのようだとは思う。
表面だけの活躍談話を知りたいだけの人間には、きっと億劫な展開だろう。
しかし、そこは「SWEET BITTER」
自分たちのドラマには、たとえ正式な連盟でのボクシングは1年目の挑戦
全日本マスボクシング選手権2024② 〜もう“コンフォートゾーン”さえないオレたち
↓前記事より続く。
時は6月30日の日曜。
東洋大学で行われた、全日本マスボクシング選手権
「東京都代表選抜選考会」
その場にテツさんはいた。
タンクトップからは、引き締まった“スキニー・マッチョ”の二の腕と、三角筋、後ろからは広背筋が飛び出していた。
その肉体は、あたかもCPUの高いインテリ系PCの拡張スロットから飛び出した、外付けの優秀なデバイスのようだった。(意味不明)
とにか
全日本マスボクシング選手権2024 ①「夢と幻 MUGEN」
TEAM MUGENの初めてのマスボクシング大会へのチャレンジが終わりました。
昨年の連盟登録から一年。
公式なボクシングシーンには誰も何も足跡をつけたことさえない状態からのスタート。
2024年、我々は今年になってようやく、確かに記念すべき「第一歩」を踏み出すことができました。
監督として選手たち一人一人の背中、横顔を見つめながら、その都度、深く胸の奥から湧き上がってくるものがありました。
約束を守っていたら原宿にいた話 / MUGEN MARTIAL ARTSの基礎
先日東京都アマチュアボクシング連盟の方に「山口さんのブログ、面白かったです」と言われて動揺しました。
(え・・・?ホームページに何か面白いこと書いたかな・・?)
そう迷っていると
「いや、"フルコンおじさん"とか、"エスパー系"とか、ああいうの面白かったです」
そう言われて、
(あ、むかしNo+eやってたな・・・)
と、ようやく思い当たることができました。
フルコンおじさんは、ちょっ
【空手】黒帯と十人組手【是か非か】
こんにちは。
今日も空手、キックボクシング、ボクシングを愛する無拳流空手道青山道場代表の山口です。ちなみに組技も好きですが向いてなさそうです。
MMAはマックス・ホロウェイが一番好き。GSP永遠のリスペクト。
さて、今日は黒帯と十人組手です。
うちの道場でも設立時からずっと20年やってきています。
自分自身は、その前の流派でも自分自身二度ほどやってきましたし(フルコン+投げ有り)、最近だと昨年
創業20年目のMUGEN STYLE
無拳流空手道青山道場代表の山口雄史です。
公式HPにブログ記事も掲載しているのですが、もうちょっとざっくばらんに自分の考えや感覚を掲載していけたらと思い、NOTEを始めました。
時に内部イベントについての詳細を書く時には、「有料記事」というハードルあえて設けて、個人や団体に対するストレートな思いを書き綴ってもいいかなとか考えています。
僕らの道場は手前味噌ですが、なかなか"個性的"だと思ってい