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[MTG:スタンダード:LCI] ボロス召集

追記 (2023/12/28)
サイドボードの変更に伴いサイドボーディングガイドも大幅に加筆修正しました。




はじめに

前回の記事で紹介したボロス召集がイクサランで強化され、ミシック瞬間 261 位になれたので改めて解説記事書いていこうと思います。

新カード

■ 内なる空の管理人

パイオニアでも採用される強カード

クリーチャーだけでなくヴォルダーレンの美食家の血トークンもタップできるため見た目以上のスピードで大きくなり除去の薄い相手にはこれ 1 枚で勝てるほど強力です。
占術もイモデーンやイーオスを探しに行けたり不要な土地を弾いたりと非常に嬉しい効果です。

■ 血滾りの福音者

実質ロクソドン

これまで意外と横に展開できるカードは毅然たる援軍と上機嫌の解体の 2 種しかなく思ったより横に並ばないという展開もあったのですが、このカードは横に展開しながら喊声により全体強化も可能とボロス召集が欲しかった要素が詰め込まれたカードです。
またパイオニアで 3t 目にロクソドンを出す動きはまずまずな展開ですが、このカードはそれと同じだけのクロックを生み出してくれます。

■ 魂の洞窟

ボロス召集のキーパーツは人間に寄っており少数であれば採用も可能です。
打ち消されないイーオスとイモデーンは強い!

デッキリスト

土地以外がだいぶパイオニアに近づいた

1 マナ域

2ターン目までにクリーチャーを 3 体並べ、 3 ターン目に福音者 + イーオスと動くために上機嫌の解体を含め 1 マナ域を 5 種 20 枚採用しています。

福音者、イモデーンの採用枚数

福音者は初手 ~ 終盤の盤面が強いときも弱いときもいつ引いても嬉しく、盤面に複数体並べるほど強いため 4 枚採用しています。
イモデーンはゲーム中に 1 枚引ければよく複数枚引いてしまうと手札で腐ることもあるため 3 枚に抑えた採用にしました。

除去の不採用

ボロス召集は既存のどのデッキよりもマナコストあたりのクリーチャー数に優れたデッキであり、相手の除去やブロッカーが間に合う前に押し切るテンポデッキです。
除去はブロッカー 1 体と 1:1 交換するだけで 1 体分の価値しかないためメインでは不採用としました。
相手に合わせて 2 体分以上の価値のあるクリーチャーを除去するためにサイドから対応します。

サイドボード

主に各種除去と対コントロール(版図ランプ含む)用のカードで構成しており、特に除去はサイド後もイーオスのバリューを下げないためになるべくクリーチャーであるカードを優先的に採用しています。

対コントロール戦では全体除去を警戒してイーオスを減らし、全体除去耐性のある束の間の霊魂、瞬速生物である聖戦士の奇襲兵を構えるプランを取ることを想定しています。

サイドボーディング

vs 青白兵士 ◯

  • OUT

    • <ヨーティアの前線兵> x 4

    • <イモデーンの徴募兵> x 1

  • IN

    • <塔の点火> x 2

    • <粗暴な聖戦士> x 3

ボロス召集と同じく横並びデッキですが、福音者と上機嫌の解体分クリーチャーの頭数と序盤の展開力でで勝るマッチアップです。

メインは相打ちを恐れずに序盤から攻めていき、イーオスの召集によるタップなどで隙を見せた瞬間にイモデーンで攻め込み勝つことを目指します。
膠着し始めてから召集や管理人の能力で盤面を強化をしていきます。
ハービンによるフィニッシュは飛行が付きどのみちブロックできないため、見た目のクロックでリーサルにならない限り思い切ってタップしてしまっても大丈夫です。

サイドボーディングはアタックもブロックもし辛いヨーティアの前線兵、警戒されプレイしづらくなるイモデーンの徴募兵をそれぞれ再度アウトします。
代わりに負け筋であるハービンや除去である人狐のボディーガード等に当てる塔の点火、除去の薄い相手なため複数体の除去が期待できる粗暴な聖戦士、最後の押し込みやタフネス 1 と有利交換の取れる可能性のある騒音の悪獣をサイドインします。
サイド後は兵士側が序盤の攻めを捌くことを意識してくるためメインのように序盤から圧倒することが難しくなるため、徴兵士官やミレックスの能力を駆使してリソースを稼ぎつつ粗暴な聖戦士の裏表を繰り返して盤面の優勢を作って勝つことを目指します。

vs エスパーミッドレンジ △

  • OUT

    • <徴兵士官> x 4

    • <ヨーティアの前線兵> x 1

    • <魅力的な悪漢> x 3

    • <イモデーンの徴募兵> x 1

  • IN

    • <騒音の悪獣> x 3

    • <塔の点火> x 2

    • <魔女跡追いの激情> x 2

    • <聖戦士の奇襲兵> x 2

プレイされるカードのほとんどが辛く、絆魂生物 + ラフィーン + シェオル等が決められると捲れなくなる厳しいマッチアップです。

メインは大洞窟のコウモリ + ラフィーンの動きを決められないことを祈りながら全力で展開し速やかに勝つことを目指します。

サイドボーディングは能力を起動するような展開になった場合おおよそ負けている徴兵士官、膠着盤面でプレイしづらいイモデーンと単体での性能が低くラスで流されるヨーティアの前線兵、魅力的な悪漢を抜き 1 枚づつ抜きます。
代わりにコウモリよりも早くプレイできる 1 点火力かつ全体パンプからサクってライフを詰めたりすることもできる騒音の悪獣、デニックや徳目のトークンに当てる塔の点火、ラフィーンやシェオルに当てる魔女跡追いの激情をそれぞれサイドインします。

サイド後は相手のコウモリやデニック、シェオル等のライフゲインできるクリーチャーを優先的に除去しつつ展開していきます。
相手も危難の道や一時的封鎖をサイドインしている可能性があるので、3 マナ以上である福音者、イーオスを優先的に展開する、毅然たる援軍を構えるなどケアして動く必要があります。
ただしそれらもサイドに多くて 3 枚程度の採用でありケアしすぎると勝てなくなるためある程度割り切って展開する必要もあります。

vs ラクドスミッドレンジ ◯

  • OUT

    • <徴兵士官> x 4

    • <魅力的な悪漢> x 1 

  • IN

    • <騒音の悪獣> x 3

    • <魔女後追いの激情> x 2

エスパーミッドレンジと同じコウモリが採用されたデッキですが、コウモリの強化手段がないためエスパーミッドレンジほどは厳しくない相手です。

メインは相手が攻めて来た場合にライフレースで負けかねないため両方のライフを意識しながら展開していきます。
相手が守って来た場合はチャンプアタックも含めて果敢に攻めてライフを詰めていきます。

サイドボーディングは相手の 3 マナクリーチャーに止められ切り崩しとシンプルに 1:1 交換となってしまう徴兵士官、役割が明確でない魅力的な悪漢を 1 枚抜き、代わりにコウモリ対策の騒音の悪獣、分派の説教者とシェオル対策の魔女跡追いの激情をサイドインします。
特に分派の説教者は生成された絆魂クリーチャーが、こちらのイモデーンで強化された 2/1 を 1 点回復しながらブロックしてくるため都合 3 点回復と同等になりシェオル以上に厄介なクリーチャーなため優先的に除去りたいです。

vs 赤単 ◯

  • OUT

    • <ヨーティアの前線兵> x 2

    • <血滾りの福音者> x 4

  • IN

    • <塔の点火> x 2

    • <魔女跡追いの激情> x 2

    • <痛烈な一撃> x 2

ボロス召集も赤単に負けないくらい早いデッキではありますが、お互いの回りやプレイングによっていくらでも負けたり勝ったりするマッチアップでもあります。

メインは除去が入っていないためチャンプブロックで延命しつつ、イモデーンで奇襲をかけて赤単よりも早く勝つことを目指します。

サイドボーディングは重くブロッカーにもならない福音者と熊野がいると追放されてしまうヨーティアの前線兵を抜き、代わりに軽量除去をすべてサイドインします。
赤単側も兄弟仲の終焉等の全体除去をサイドインしている可能性があるため全力で展開することは避けつつ、イモデーンでフィニッシュできるラインまでライフを詰めることを意識してプレイします。

vs 版図ランプ ◎

  • OUT

    • <イーオスの遍歴の騎士> x 4

    • <血滾りの福音者> x 2

  • IN

    • 束の間の霊魂 x 2

    • 聖戦士の奇襲兵 x 2

版図ランプ側が装飾庭園 -> 太陽降下 -> 怒りの大天使のようなブン回りでない限りは勝てる有利なマッチアップだと思っています。

メインは太陽降下を打たれた返しのターンでリーサルだすことを意識して毅然たる援軍や魅力的な悪漢、イモデーンのような速攻や瞬速を持ったクリーチャーは温存しつつ展開します。
また太陽降下の直前のターンにイーオスを展開してしまうとダメージ的なロスが大きいため 3 ターン目以内でない限りイーオスの展開は控えたほうがよいケースが多いです。

サイドボーディングは展開するタイミングのないイーオス、3 ターン目以外に展開しづらい福音者を抜き、代わりに瞬速クリーチャーである聖戦士の奇襲兵、太陽降下からも逃れることができる束の間の霊魂、怒りの大天使を除去するための魔女後追いの激情をサイドインします。
サイド後もメインと同じく序盤に細かく展開し太陽降下と怒りの大天使の返しのターンに勝てるようクロックを調整しながら戦っていきます。

vs ボロス召集 

  • OUT

    • <ヨーティアの前線兵> x 4

    • <徴兵士官> x 1

    • <イモデーンの徴募兵> x 2

  • IN

    • <騒音の悪獣> x 3

    • <塔の点火> x 2

    • <粗暴な聖戦士> x 2

ミラーで後からイーオスを展開すると返しでイモーデンからのフルパンでまけてしまうため、先にイーオスを展開したほうが有利になるマッチアップです。

サイドボーディングは青白兵士と同じプランを取りますが、青白兵士以上にタフネス 1 が多いデッキであり騒音の悪獣で有利交換が取りやすいため追加でサイドインします。
サイド後は内なる空の管理人で飛行で攻めたり、騒音の悪獣や粗暴な聖戦士の裏表を繰り返して盤面の有利を取ることを目指します。
クリーチャーが同数以下の場合イモデーンは有効でないためサイドアウトしますが、最終的に 1 枚引ければ攻めるタイミングの主導権を握れ出来事面も有効なため 1 枚だけ残します。

終わりに

次回の「カルロフ邸殺人事件」にてスレイベンの検査官の同型再録である「ひよっこ捜査員」が収録されることが決まり強化されることが確定しているボロス召集を良かったらこのタイミングでもぜひ回してみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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